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05 ACT-E040

大学の時、同じアパートの友人がコーヒーに凝っていて、手動のミルでゴリゴリと豆を挽いて満足気に飲んでいた。
挽き方がどうだとか、渋皮は取り除くんだとか、このブレンドが美味いんだ、とか言いながら、高価な豆を取り寄せたりもしていた。

当時、自分はコーヒーを飲むという習慣もほとんどなく、あまり興味はそそられなかった。彼女とのデートの時は気取ってコーヒーを注文していたが、それは見栄だけでコーヒーの味がわかるというわけではなかった。

ブラックを水代わりに飲むようになったのは結婚してからだ。奥さんがコーヒーを好んで飲むので、つられて多飲するようになった。ごくたまに牛乳を加えたりするがコーヒーと言えばブラックがメインだ。でも缶コーヒーのブラックは、なんとなく缶の味というか缶の臭いみたいなのが気になって美味しく感じないので滅多に飲まない。と言うか、缶コーヒー目当てでコンビニとかに寄ることもなく、自販機でドリンクを買うことさえも滅多にない。

最近使っているのはタイガー魔法瓶のコーヒーメーカー「ACT-E040」
レギュラードリップ、ドリップバッグ、ドリップポッドの3つの抽出方法が選べるというものだ。

二年ほど前に家電量販店で注文してから3ヶ月待ちくらいで購入。2020年 の8月に発売したらしい商品だが、当時は人気商品らしく、Amazonだけでなく製造元のタイガーのホームページでも「在庫無し」みたいになっていて、結局待つしかなかった。今はオンラインストアでも購入できるようだが。

筐体は少し大きめだが、白というかベージュ基調の外観で、あまり主張しない感じのおとなしめの色合いのコーヒーメーカーだ。
主に使うのがレギュラードリップとドリップバッグ。ドリップポッドは販売店が少なく手に入りにくく、ネット注文も少し割高感があるので試したことはない。

ドリップバッグを乗せたカップをセットすると勝手にコーヒーを淹れてくれる。スイッチを入れると「ガッ、ガッ」と結構大きな音をたててコーヒーを淹れてくれる。そんなに大きな音でなくとも・・・と思うくらいの音だ。
個包装なので封を切ってコーヒーを入れるたびに香りが立つ。そこが良い。

レギュラードリップは濃さを選べるようだが、あまり意識して使ったことはない。ステンレスサーバーでそのまま保温して持ち出すことができるのも便利。
サーバーの保温性能は普通といったところか。

さて、コーヒーをいただこうか。