82_インフルエンザ闘病記 その1【発症】
「A型ですね」
感染元に心当たりがないことはないが、ここ何年か病気らしい病気になったこともないくらい元気だけが取り柄だったのに、案外簡単に感染したのは、歳をとって免疫力が落ちてしまったせいなのかもしれない。
1日目
朝起きて、昨夜からの怠さがひどく感じる。胃もたれも続いている。なんかフラフラするぞ。こりゃダメだ。とりあえず職場に電話。熱は36.8度。インフルエンザならこれからもっと熱が上がるのか?これくらいの熱でも結構苦しいぞ。
自宅近くのクリニックに電話。コロナとインフルエンザ、両方の検査を車の中で行うので駐車場に着いたら電話してください、とのこと。他の患者さんに迷惑はかけられないし、ありがたいです。
クリニックの駐車場に着いて連絡すると検査キットを持って看護師さんが来てくれた。鼻の中に棒を突っ込むアレだ。やったこともないし、自分でどこまで入れれば良いのかわからないと言うと、看護師さんがやってくれた。痛くもなく、思ったより奥まで入れることもなく無事終了。検査結果が出るまで30分かかるというので、一旦帰宅。
30分後の時間に合わせクリニックの駐車場で待機。電話があって院内の待合室のビニールシートで簡易的に隔離された待合場所に移動。受付での検温時の体温は36.5度。
診察室に呼ばれると院長先生から「A型ですね。お薬はタミフルでいいですかね」と言われ「お願いします」と言っただけで退室。薬もそのクリニックで出してもらえたので薬局等、他に出歩くこともなくありがたかった。
こうしてインフルエンザとの戦いが始まった。