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51_愛車購入記 ep2 ~ SERENAなのか?~

奥さんのルークスの6ケ月点検で、お世話になっている日産のディーラーに出向いた。そのディーラーの一番目立つ所に展示されていたのは「セレナ LUXION」というセレナの最上級グレード。色は新色の「利休 リキュウ」という色だ。なんでも茶室の土壁のイメージの色ということで、茶人、千利休の「凛とした佇まいと優しく癒しの表情から」インスパイアされたのだという。昔から自分が乗る車は「白」というイメージがあったので「さすがにこの色はちょっとナイかなぁ~」と思ったが、年寄りの自分に合っている色だと言われてしまえばその通りで、相当に渋い。
この「LUXION」、中古車扱いで400万円半ばの金額になっている。メンテナンスパック代や任意保険代は入っていないのだとは思うが、この金額に最低限の整備代とかを加えれば乗り出せるらしい。とはいえ、この金額は高いの?安いの?車両本体価格はいくらなの?と思ったら、最上級グレード「LUXION」の車両本体価格は4,798,200円だという。なんでもプロパイロット2.0だけでも、50万円ほどになるらしい。とすればこの中古車の「LUXION」はそれなりにお買い得車ということか。
最上級グレードの「LUXION」だから、これ以上のオプションは必要ないのだろうけど、新車で購入ということになれば、諸経費を加えて500万円を超えてくるということか。もう1レベル上の高級ミニバンさえ買えそうな値段だ。もっとも最近の高級ミニバンはもっと高いのか?(調べてみたが、たとえばベルファイアだと、最安モデルで6,550,000円。一番高いグレードだと8,920,000円だ。最近の高級ミニバンはもっとずっとたかいのね。こりゃ、失礼しました。)それにしてもプロパイロット2.0というものはそれだけ高価なシステムだということか。条件が整えば手放し運転が可能で、勝手に駐車もしてくれるというものらしいが、個人的には50万円の方がいいなぁ。(そういえば、エルグランドのフルモデルチェンジの噂はどうなったんだろう?)
実はルークスの点検に同行した目的の一つが「セレナ」。できればセレナで一番売れている「セレナ e-POWER ハイウェイスターV」の実車を見てみたいと思ったからだ。以前、セレナの2代目、C24型2.5L直噴ディーゼル仕様のYD25DDTi型「ハイウェイスター」に乗っていたことがあった。もう20年以上も昔のことだ。C24型のコラムシフトオートマは便利だった。乗っていたのは前期型で、テールの赤いガーニッシュに横長に「SERENA」の文字が入っていて、お気に入りのバックスタイルだった。
2列目3列目のシートをフラットにして布団を敷き、幼かった子ども達を寝かせたままディズニーランドに行ったっけなぁ。子ども達からすればどこでもドア的な車だったのだと思う。なにせ朝起きたら、ディズニーランドなんだから。いわゆる5ナンバーミニバン(トヨタのノア/ヴォクシーやホンダのステップワゴンも、全グレード3ナンバーになっちゃったらしいけど)と呼ばれるサイズのライバル車の中でも、以前乗っていたせいなのか、セレナには他の車種には無い親近感がある。思い出が詰まった「セレナ」にもう一度、という気持ちも結構大きい。
さらに今、長男はC27型「セレナ e-POWER ハイウェイスター」、次男はE12型ノートの特別仕様車「e-POWER C-Gear」に乗っている。それぞれの購入時には一緒に試乗し、e-POWERの走りについては身をもって体験しているので、この「e-POWER」にあこがれている部分は大いにある。フリードプラスに乗っているときも「このフリードプラスの車体に、日産のe-POWERを載せてくれ」と言ったこともある。冗談半分だったが、十分本気でもあった。
この日は残念ながら「ハイウェイスターV」の実車を見ることはできなかったが、車体の大きさがほぼ同じ「LUXION」を見て、外観や室内空間の「大きさ」みたいなものをイメージすることはできた。さすがにフリードよりは大きく感じる。数値で見ると長さで40cm、高さで15cmほど違う。「ハイウェイスターV」は3ナンバーだが、ベースとなる「X」や「XV」は5ナンバーサイズ。昔のように3ナンバーは税金とかが高くて、ということはないにしろ、商業施設などの駐車場には狭い場所もあるので、多少気を遣うかもしれない。とはいえ、車幅はフリードとほぼ一緒。室内長や室内高を「余裕・ゆとり」と考えれば、全長が長いが故の取り回しにくさや、最小回転半径の約50cmの差は仕方ないと割り切るしかないか。「大は小を兼ねる」とも言うしね。
ルークスの6ケ月点検の次の日、外出したついでに最近改装オープンした別の日産ディーラーに立ち寄ってみた。展示されていたのは「セレナ e-POWER ハイウェイスターV プリズムホワイト」。セレナだったらこれが欲しい!というモデルだ。初対面だったが、担当の若いセールスさんとの話も弾む。店長さん、副店長さんからも名刺をいただき、試乗や詳しい話をさせてほしいということで、次の来店の予約をして帰宅した。