1年目じゃないから学べることもある|「入社1年目の教科書」
こんにちは。せれーのです。
今週はお題投稿。テーマは、「入社1年目の教科書」についてです。
詳しくはこちら↓↓
こちらの記事でBIGHIGHが”ことあるごとに若手に読んでもらったり”と書いていましたが、私も例外なくスウィングマン入社1年目の時、読むように薦められました(笑)
当時は社会人2年目。前職に当てはめてもあまりピンとこず、「なるほど~」くらいの軽い気持ちで読み終えました。
しかし、今回お題投稿として改めてこの本を読んで思わず笑ってしまいました。
書かれている3つの原則と50のルールに共感できることがあまりにも多かったからです。
ということで、今回は正直とても絞るのが難しかったのですが、指定の通り以下の3つの視点から私なりの経験もふまえてこの本をレビューしていきたいと思います!
① わたしのベスト3トピック
② わたしのワースト1トピック
③ 琴線に触れた言葉
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①わたしのベスト3トピック
ルール2.メールは24時間以内に返信せよ
このルールで私が共感したのは、
”まずは「明日までに返事をします」「やっていません」「これからやります」という途中報告でも構いません。自ら期限を設定することで、次のステップに進むスピードがアップするのです。”
という点です。
まさにその通りだと思いました。
さらに、期限を設定することは、相手のためにもなると思っています。
もちろん欲しい答えがクイックに返ってくることが一番助かるでしょう。
しかし、そうできない場合にも、”いつ”次に進めることができるのか、という見通しを立てられることが重要なのだと思います。
私自身、見通しを立てることの重要性はスウィングマンでの仕事を通して学びました。
少しスウィングマンの仕事に慣れてきた頃。
BIGHIGHから「●●の件ってどうなってる?」「××の件はどこまでやってる?」「△△のことはもう考えた?」と立て続けに別の話を振られることが多々ありました。
最初の頃は、「いやいや、そんなに一気にできないから!」と思っていましたし、できていないことを責められている気持ちもありました。
しかし次第に、「あ、責めたいわけではなくて、見通しがほしいのだ」ということに気が付きました。
気が付いてからは、なるべく自分から「●●の件はここまでやっています」「××の件は~~で進捗が止まっています」「△△のことは◆◆日に考える予定です」などと報告するように意識しました。
まさに、この本で述べられている原則の2つ目。
”50点で構わないから早く出せ”
の考え方に近いかもしれません。
きっと新人の頃は、上司・先輩の能力との違いにばかり目がいって、自分も同じスピードで返さないと、と自分自身を追い込んでしまうこともあると思います。
しかし、能力が違うことは当たり前。フォローをするのは上司・先輩の役割です。
大切なことは、その瞬間瞬間に常に完璧を出すことではなく、少しでも早く上司・先輩の能力に追いつくこと(成長すること)なのだと思います。
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38.ミスをしたら、再発防止の仕組みを考えよ
前職の上司に言われた言葉で今も覚えているのが、
”初めてやって起こったことはミスではなく経験。その後、同じことを起こした時がミス(失敗)だ”
という言葉です。
このルールもまさにそのことを伝えていると思いました。
そして、同じ間違いを二度と繰り返さないこと、そのための方法を考え出すことが重要だと述べられていました。
一度で失敗だと思わず、しっかりと振り返り、繰り返さない方法を考え出す。
この考え方を大事にしたいと思いました。
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44.苦手な人には「惚れ力」を発揮
このルールで一番共感したのは、”嫌いな人、苦手な人ほど懐へ飛び込むべき”という点です。
私も働く中で、いつも素っ気なくて、存在をあまり認識してくれなくて苦手だと感じた方がいました。
しかし、私が苦手と感じているうちは絶対に距離は縮まらない!と思い、素っ気なくされても、会ったらいつでも笑顔で挨拶することを心掛けていました。
結果、その方は「いつもお疲れ」と声を掛けてくれるようになり、「しっかりしてるな」と評価してもらえるようにもなりました。
根気強く飛び込んでみると、その思いは相手に伝わります。
そして、相手の良いところを知ることもできると学んだ経験でした。
また、苦手という意識に関連して、こんな構図をたびたび目の当たりにします。
上司が苦手
↓
なるべく会話を避ける
↓
仕事に詰まっても相談しない(できない)
↓
上司が把握していなくて失敗が起こる
↓
上司に叱責される
↓
委縮して余計に会話を避けるようになる
正直、私も経験があります。
しかし、これは仕事をするうえで、成長するうえでとてももったいないことだと思います。
苦手と感じている方の懐に飛び込むのにはパワーがいりますが、自分の成長のためだと思って今後もトライしていきたいと思います!
ちなみに、このルールの中で、”世の中、つまらない人、嫌な人は1割もいないと思います。”と書かれていますが、逆に1割はいるということ。
どうしてもうまくいくこと(結果)を求めがちですが、頑張って懐に飛び込んで、やっぱりダメでも”そんな相手もいるよね~”と思うだけでよい。ダメだったと責める必要はない、と思ってやってみると良いかもしれません。
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➁わたしのワースト1トピック
35 目上の人を尊敬せよ
先に言います。目上の人を尊敬していないということではありません。
私自身、目上の方でも年齢が下の方でも、たくさんの方の姿をみて、勉強させていただくことは後をつきません。
ただ、このルールでは、
「年齢を重ねていれば、それなりに経験を積んでいるので、必ず良いところがあるものです」
と述べられており、この点に違和感を感じたためワーストトピックとして挙げました。
個人的には、それなりに経験を積んでいても、その経験に価値を見出して自分の中で昇華していないと、その人の良いところに繋がらないのではと思っています。
ただ経験するだけでは意味がない、ということです。
経験したことの意味や価値を見出しているか、本質を考えて意味があったのか、正しかったのか、もっと良くするためにはどうしたらよかったのかを考えられているか。
それをふまえてやっと本当に自分のものになるように感じます。
「こんな苦しいことがあって、大変だったんだー」
と武勇伝のように語っているだけでは違うのではないでしょうか。
もちろんそういう方にも、プライベートではこんな魅力が、あんな魅力がということもあると思います。
そこまで見つけられたらたしかに素敵ですよね。
とはいえ仕事においてそこまで一人ひとりを深くふかく見つめることが難しいのも事実。
だからこそ、一概に年齢=経験の数=良いところがあると言い切れないのではないかなと感じました。
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③琴線に触れた言葉
社会人として最も大事なスキルは、一緒に仕事をして楽しいと思ってもらえるかどうか - コラム③キャリアアップは人磨き より
これは読んだ瞬間、グッときました。
仕事の関係に対して”仕事だから仕方なく付き合う”。
そんなことがあっても、それはそれでも良いと思います。
でも、私は仕事であっても、できることなら、
出会って良かった、
一緒にやれて良かった、
また一緒にやりたい
そう思ってもらえる人でありたいと考えています。
そんな自分になることは、自分の可能性をどんどんと広げていくことにも繋がっていくような気がしています。
その他にも、琴線に触れた言葉は多々ありました。
長くなってしまうので理由は割愛しますが、せっかくなので、言葉だけでも少し紹介したいと思います。
人間は5万円をかけようが50万円をかけようが、よほど本人の努力が伴わない限り、大して変われない - 27.自分にとって都合のいい先生を探せ より
社内外から受ける人物評価の要素として、言葉遣いがかなり大きな部分を占めているのも事実なのです。 - 33.敬語は外国語のつもりで覚えよ より
人の上に立つ立場であれば誰しも、どのようにして若い人たちのためになってあげられるかを、必死に考えています。それが仕事だから。 - 36.感動は、ためらわずに伝える より
注意を受けたときには、前向きに意味を見出し、冷静に改善策を打ち出すことで、社会人として成長していけるのではないでしょうか - 39.叱られたら意味を見出せ より
自分の体調に敏感になってください。自分を客観視する努力をしてください。 - 42.休息を取ることも「仕事」だ より
人間としての印象を良くすることや、魅力的な人間であることも大切ではないでしょうか。 - コラム③キャリアアップは人磨き より
最後に
この本は、「入社1年目の教科書」となっているので、タイトルどおり1年目の方が多く読まれているかと思います。
しかし、今回改めて読んで感じたのは、1年目の方とかかわる上司・先輩が読むことでも発見があるということです。
もちろん自分の働き方を見つめ直すという意味でも意義がありますが、それに加えて、どういう考えで部下・後輩が行動をしているのか、成長をサポートするために自分はどうするべきなのか、そんなことを考えることもできるように感じました。
初心にかえるという言葉がよく使われますが、まさに初心にかえって、新たに学べる、そんな本でした。
興味を持った方はぜひぜひ読んでみてください!
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