青春の1ページ|とりやまあきら
はい、BIGHIGHです!
「宝くじがあたったら何につかう?」くらいメジャーだった、「ドラゴンボール7つ集めたら、何の願いをかなえる?」。色々話はでるけれど、結果的にしっくりくるようなこないような感じで終わるあの感覚。
ドラゴンボールが読みたくて、土曜日にジャンプ売っている店に自転車こいで行った。レジのおばちゃんに言うと「こっそり」出してくれて、ドキドキ。友達にあって、道路に並んでジャンプを読んで、あーでもない、こーでもないと語った。
かめはめ波がもしかしたらでるかも…って、挑戦してみて、でなくてちょっとがっかりしたり。大人になってその夢がかなって喜んだ日。
バニーガールのブルマ。煩悩だらけの亀仙人。夢の言葉「ぱふぱふ」に、色々膨らんだ。
透明人間のすけさんのシーンもなかなか…
はじめて買ったイラスト集の鳥山明 THE WORLDを予約して、書店に買いに行った。これを見ながら絵を描いて、大好きだった先生が転任しちゃうときにプレゼントした。
3度目の天下一武道会で悟空が大きくなっていたときの衝撃。漫画のなかで結婚するという衝撃。子どもが生まれるという衝撃。
大好きな絵で大好きなロールプレイングができるって、イラストをみるだけで冒険への世界が途方もない期待で膨らんだドラゴンクエスト。
いつか終わるだろうと思っていた原作が終わったときの喪失感。
それから、十数年…まさかの作者が関わった映画で、広がったドラゴンボールの世界に、同級生と行った映画館で熱い気持ちになったこと。
作者を心底リスペクトする制作陣によって丁寧につくられた映画「SAND LAND」が原作より数倍面白くて、その世界が広がると聞いて嬉しかった昨日。
DAIMAも…
強敵にあった悟空が「オラ、ワクワクしてきたぞ」って言っていた、あの頼もしさ。仕事をしていて逆境になるほど、ワクワクする(とプラスに考えるようにして)口にするのは、ピンチを感じさせたくないから。
ドラゴンボールや鳥山明が存在する限り、青春の残り香がずっとあるような感じだった。
もしドラゴンボールを集めて神龍がでてきたら、叶えたい願い。今なら間違いなく願いたいことがわかる。
でも、
鳥山明先生、ありがとうございました。御冥福をお祈りいたします。
(BIGHIGH)
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?