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ぽっちゃりヨギーニの"読む"プラクティス

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ヨガって興味はあるけどよくわからないというあなたへ。主に、私が実践している流派"アシュタンガヨガ"の練習で感じたこと・考えたことを、鮮度重視で書き上げる読みもの。
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#ヨガインストラクター

2019/07/12 不覚にも自分のレッスンに癒されてしまった話

自ら希望して行なっている指導業。 6月は、レッスンが週4日ある週があり、好きなこととは言えど流石にお疲れ感が否めなかった。 週5の週もあったよ…!!(月〜金フルタイム会社員) そして7月頭は北海道へ旅行。レッスンも本業のOLも1週間近くお休みして五感をフル活用して楽しんできた。 そして久しぶりに夜のレッスンをしたのだけど、インストラクションしながら自分が癒されてしまった。 これ、本当は良くないことだと思う。 指導者はあくまでも指導者。生徒さんのためのレッスンで自分が

2019/06/29 心は鏡

レッスン前に鏡を拭いていたとき、ふとTTを受けていた時のことを思い出した。 【心は鏡】。 そう師から教わった。 どんなに美しいものを映しても、鏡が歪んでいたり汚れていたりすると、それが歪んだりくすんで見えてしまう。 心もそれと同じ。 わたしの心の歪みや汚れ次第で、この世界は如何様にも変わってしまう。 つまりリンゴを丸く美味しそうに見るのも、でこぼこ歪に見るのも自分次第ということ…! どうせなら、きれいな鏡で物事を捉えたい。 けれど正直、今でもたまにかなり歪むし汚

2019/4/11 リードされて感じること

高校生の頃までは冬には毎年マラソン大会があり、体育の時間はそれに向かって練習したものだ。 大会当日、それまでの練習の時よりもタイムが大幅に伸びたことは一度や二度ではない。むしろ伸びなかったことがないかもしれない。 きっと適度なプレッシャーもあったのだろうが、自分の前を走る子たちがいたからだろう。 その子たちが後続の私たちを引っ張り、自然といつも以上に走れた。そして大会の度に「わたしって実はこんなタイムで走れるんだ」と自分自身に発見があった。 *** 先日、初めてアシュタン

2019/03/19 ヨガは自分で気づくもの

「見られている」と思うと、自分から意識が遠のいてしまうのかもしれない。 正確にいうと、【自分の呼吸や内側から】意識が遠のいてしまうのかもしれない。 自分を見ているかもしれないその人に、意識が向いているから。 *** 先日、アシュタンガヨガの「ビギナーマイソール」というものに行ってきた。 普段は平日の朝、出勤前に通っている方が多いであろうシャラだ。土曜日の朝なので人が少なくて隣の人の邪魔にならないように…と気を遣う必要もなく、のびのびと練習できる。 先生が見てくれていて

2019/03/02 来る者拒まず。ファーストステップを踏む者にとっては有難いオーナー。

「来る者拒まず、去る者は追わず」とは、実際には言うは易く行うは難し、だ。商売が絡むと、特に「来る者拒まず」にはシビア。 *** 「ヨガを伝える機会を増やしたい」と思い、半年ほど前からちょこちょこと、ヨガスタジオへ問合せをしたり、面接の機会をいただいたりしている。 サイトには「お気軽にお問合せください」の言葉、問合せすると「一度お会いして…」とお返事。 「面接に」来る者拒まず なんだけど、受け入れてもらえるかは別、うまくいかなかった。 わたしは特に、スタジオでの指導経験が

2019/02/12 ティーチャートレーニングでは教えてくれなかったこと

それは、クライアントへの伝え方。 もちろん、アーサナの指示や、呼吸の指示はきっちり教わった。 「吸いながら右脚をマットから90度のところまで上げて。膝は真っ直ぐ。」 という具合に、端的に【呼吸(吸いながらor吐きながら)】【何を】【どうする】を伝える。 指導者の動きを見なくても、言葉だけを聞いて動くことができるような指示が目安だった。 そして基本的に指導者は、見本として前でクライアントと一緒に動く。 流れを妨げない分かりやすい指示の仕方として、とても勉強になったし今もそのと

2019/01/30 伝わる人に伝えていこう

先日、初めて出張レッスンをした。 超小規模ながらレッスンを1年してきても、初めましての方にするのは緊張する。これからもそうなのだろう。きっとこれはわたしの性質だ。 事後アンケートの回答を見て、この方々の察する力も相当高いと思うのだけど、わたしの思いや大切にしていることはきちんと届いているんだなと実感して、ジーンときた。 わたしはヨガをする空間や、アーサナに移るまでの準備を大切にしている。 だから静かで落ち着いた、リラックスできる雰囲気を作りたい。呼吸を整えてから(結果気持