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ラフの重要性
先日こちらのイラストをX及びイラストSNSに投稿しました。
※透かしが入っていないきれいなものはXfolioから見られます。
いちごな𝑩𝑰𝑮 𝒐𝒔𝒂𝒈𝒆🍓#イラスト #illustration pic.twitter.com/nTlxSk0yca
— shamo (@_shamo3) January 24, 2025
一度清書をしたけどな~~~~~~んだか気に入らなくて最終的に全描き直しをしたので苦しみと反省を綴ります。
自戒をこめて…
①最初のラフ
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完成品から見てみると顔の雰囲気が全然違いますよね。
毎年この時期になると農家さんのイチゴ狩り体験に行くのですが、それがあまりにも楽しみで題材に選びがちです。今年は"イチゴのような円錐の形を模したおさげ"を目立たせて描きたくて全身ではなくバストアップの作画にしました。
絵的にまだちょっと細部が甘いかも~とうっすら感じていた違和感を放置して清書に進んでしまったのが間違いでした…
やっちまったな~
②↑を清書したもの(ボツ)
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描き進めるうちに 思っていたのと違う 感がどんどん自分の中で膨らんでいってしまっています。
まずそもそも顔が可愛くかけていないのと、手癖なのかどうしても下あご?が膨らんでしまう…(も゛ち゛っ゛゛としてしまう)、キャラクター的にはもう少し幼い印象にした方がよかったとか。
迷いながらどうにかこうにか修正して…やっぱりしっくりこない…みたいな超迷走状態でした。
なんでこんなに悩んでしまうのか と考えたところ
①のラフでデザインを詰めきれていない
ということに気が付きます。
①のラフを作ったとき、少し時間に追われて制作してしまった部分があったので、やはりデッドラインを決めて描くというのはよくないですね…。いつまでにアップしたいからこのまま清書しちゃえ!と。やってしまいました。
「納得できるまで直す」と以前の記事で書き、それを頭に置いていたはずなのに…愚か…
愚かですがこうして気づけたのでよしとしましょう。
反省点まとめ
・ラフ時点で超絶良い!!!!!と思えてから清書に進むべし
ちょっとこのままでは世には放出できない(チラ裏であるこのnoteでは出すけど)と思ったので、この中途半端に描いたボツ清書をベースに再度ラフを描き直すことにします。
③修正ラフ
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②からガラっと雰囲気が変わりました。修正ラフです。
相変わらず顔はもっちりしていますが目が大きくクリッとしたのでボツ清書よりも可愛い雰囲気が出たのではないでしょうか?
丁寧に丁寧に描き直してやっと かわいい!!!!!いける!!!!!!! と思えました!長かった…
耳当てについているお花を大きくしたり、紐のポンポンを大きくしたり、ちょっと誇張させすぎか…?くらいまでやったのもよかったポイントかも?
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主線自体も①のラフと比べると かなり細かめの作画 にしました。
これ清書でもいいんじゃないか?くらいまでラフを描き込むと清書の時に迷う時間が少なくて、結果効率UPになりますね…
反省点まとめ
・清書時に迷わないようになるべく太い線で描かない
・細かいところまでしっかり決める(清書の私に任せるんじゃない)
④完成品
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③の修正ラフをもとに清書したverです。
細かい色味調整はしていますが、全体の印象としてはラフとそう変わらないのではないでしょうか?
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ラフと比べて背景周りとケープのデザインが変わっています。これは清書した最後に調整しました。
【背景】ギンガムチェックはキャラが目立たず、少しうるさいかも?と感じたので単色+台を敷いてそちらをギンガム模様に。かつ、色調も濃いめの赤髪に対して背景のパステル調がミスマッチと思ったのではっきりした赤に変更。
【ケープ】衣装の統一性を出したくて耳当てと同じデザインに変更。
背景はいつも悩みます。ラフからかなり変わることもまだ多いです。(ちゃんと背景もラフ時点でしっかり考えぬいた方がよさそう…。)
キャラクターを一番に見てほしいので、人物を邪魔しないようにしつつも逆にシンプルすぎても全体が寂しい印象になってしまうので気をつけています。
⑤まとめ
いざnoteに記事としてアウトプットしてみて気づいたこと
気づいたことまとめ
・自分が"ラフ"と思っていたものはそもそも"大ラフ"だったかも…
・きちんと大ラフ→ラフ→清書 していくのがよい
・時間がない時ほど丁寧に描くのが清書で迷わない近道
今回なあなあに清書をはじめてしまったのがすべて良くなかったので
次描くイラストではこの反省をふまえて制作したいところです。