見出し画像

9月 きれいに壁土を塗ってるみたい

9月の真ん中で潮目が変わった。
前半は無、あるいはペンキで塗られたくっきりとした白色だった。予定がなく、忙しくなく、そのせいか自己肯定感が削られぽっかり穴があいた日々だった。やりたい事も忘れてしまい、方向を見失い、日光の美術館で見た大きな連峰の絵を思い出し、今は何合目だろうと立ち位置と木もゴールが雲に隠れていた。
そして現状から逃れるために読書が捗った。
2週間で4冊読めた。私にとってはかなりの量だった。物語に溶け込み、主人公や第三者の視点で生活した。これはこれで素敵な経験だった。「自分に同情するな。自分に同情するのは下劣な人間のする事だ」という一節でようやく現実世界に戻ってきた。
それから後半に毎日予定を入れた。惜しみなく走り、本を読み、仕事をしてお酒を飲む日々が続いた、いや意図的に続けたと言ったほうがいい。おかげで財布の中身が少なく心細い。

足りなかった前半から充実しすぎた後半にシフトした。急スピードを出したら上手くブレーキが効かなかった。ちょうど気温が急に涼しくなったように。


同期の異動祝い
会社のビアガーデン
暑くて無風で肉が焼ける匂いが充満してめちゃくちゃだった。負けじとビールをごくごくと飲んで、何も気にせず騒いだ。
初対面の人とも仲良くなれて久しぶりの感覚だった。
慰めてくれたラーメン
練習するも完コピまではまだまだだった
宮崎に住んでる友人が帰ってきてたのでお寿司
下らない話から真剣な話までありとあらゆる事を口に出してたら3時になっていた。楽しかった。
みどりさんに会う事が増えて久々に読み返した。
学生時代に読んだ時と内容の印象ががらりと変わり、
この先も大切にしたい一冊になった。別に応援も侮辱もされていないのに前を向こうと思える作品だった。
1人で1時間並んだ生姜ラーメン。
スープを飲むと生姜の香りが鼻をぬけて上品な一杯だった。
ワンタンやチャーシューもジューシー、麺ももちもちで美味しかった。だけどただ美味しかっただけだった。
おそらく人生で一番高価なカレーうどん。ダシが濃くもスパイスが効いてるうどんは旨味を追求してすごく練られていた。


今月からしっかりスポーツセンターと水泳を活用している。もう少し早く使っていれば灼熱の8月も距離を伸ばせたのにと振り返り後悔している。これからランニングレースが続くので体力的にも精神的にも鍛えていきたい。
水泳は驚くほど泳げなかった。25mも精一杯だった。これはフォームが悪く、息継ぎが下手で泳ぐスタンスが整っていないからだろう。一つ一つ対処して楽に泳げるようになりたい。
(陸は疲れたので水中に戻りたいと思えるように)


10月の楽しみは
・会社対抗マラソンレース
・鳥取砂丘旅行
・横浜フルマラソン

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?