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2024/9/11

いつも元同期と健康診断に行っていたが
彼が急遽体調不良のため1人で新宿に向かう。
これまで健康診断が終わったら、空腹の絶頂時に何を食べようかああでもないこうでもないと話したり身長を競ったりしたのに今日は口を開く相手がいない。とても寂しかった。当たり前な事なんてないと噛み締めもっと日頃から感謝や親切になりたいと思う。検査自体は途中までスムーズに進んだ。というのも問診に2人の医師がいたがその内の1人が信じられないほど丁寧に会話するお爺様で全然進まなかった。問診の待機患者だけが一角に集まっており、私も加わると蛍光灯に引き寄せられる虫になった気分だった。15分ほどうとうとしてたら呼ばれたので無難に回答。

検査結果全体に悪いところはなかったが
左目の視力は0.3に降格した。右目は0.7だった。
裸眼でいつまで過ごせるか上の空で考えながら
後を去った。

空腹と灼熱で頭が回らない中、ずっと行きたかった表参道のふーみんに向かう。納豆炒飯が絶品と聞いていたので楽しみにしていたが開店しておらず。汗をかいて迷いながら辿り着いたのに期待と我慢した分、落胆が大きい。勢いで隣のお蕎麦屋に入ろうと思うが気分ではないので見過ごす。
あぁとんかつか餃子が食べたい。調べるもどこも遠い。尋常ではない暑さの中をこれ以上歩きたくない。途方に暮れながら歩いていたらラーメン屋さんを見つけて美味しそうだったので入店。


ラーメンはシンプルながらも味わい深かった。
角煮も柔らかく家庭の味がして心に沁みた。
きっと健康診断からここに至るまで気分が落ちていたのでしみじみした気分だった。
店員さんは親切にもクーラーの風が当たりやすい場所に案内してくれたり、声をかけてくれたりした。また他のお客さんへの心優しい接客を眺めていた。ああ営業の鏡だなと見習いたい気持ちになった。その店員さんは白髪が交じった女性で誰に対しても尊重を滲ませた態度だった。

私が相当ぼんやりしていたのか、お会計時に「とっても美味しかったです」と言うと「色々あると思うけど困った時にまたおいでね」と声をかけてくれた。

その後は渋谷サウナスで心身共にリセットして
オーストラリア料理屋でワニとカンガルーのお肉を食べた。どちらも初体験だけど火加減や味付けが絶妙で美味しかった。ワニはささみ、カンガルーはハラミに似ていた。


ラーメン屋さん、来週も行こうかな。

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