IQが高いということ
みなさんはIQが高いと言えば何が思い浮かぶだろうか。
才能があふれるスポーツマン?研究室で新たな発見をする科学者?
それともなんでもバリバリに熟す有能なビジネスマンとか?
…いずれにせよ、でてきたイメージは概ねプラスの価値観を帯びていると思うし、実際世間の認識はそうであろう。
こうした頭のいい人間に対するイメージはポジティブなことが多い
しかし、現実を覗いてみようか
IQが高いということが意味すること、それはある種悲惨な出来事かもしれない。
しかし、ここでいうのはIQ110からI20くらいの少し頭の良い人間ではなく、IQ140以上のいわゆる”ギフテッド”や”ハイーレンジ”に相当する人のことである。
IQ120当たりの人間は標準偏差24の指標で考えると、偏差値58あたり、つまり5,6人に一人いるレベルである。クラスが40人だとしたら大体7,8人はいるのではないか。
実際世間を見てみるとIQ115あたりのすこし頭のいい人間は要領よく何でもそつなくこなし、周りからは認められ順風満帆な社会生活を送っているヤツが多い。
それは”適度に頭がいい”ということの大きな恩恵である。
勉強も人一倍でき、周囲に最も馴染める知能帯がIQ120程度である。
ではIQが140以上あるとどうなるのか。
…正解は「退廃」と「無意味」である。
とある研究によるとIQが140以上の人間はIQが100の人間に比べ、精神疾患にかかる確率が4倍程度、認知障害に陥る確率も3倍あるという。
「認知障害」と聞いて矛盾を感じる人は少なくないだろう。
一体なぜそうなってしまうのか。
…知能が高い人間が特に発達している脳の領域が多数存在する。
もちろん記憶を司る海馬や、体の隅々を整える大脳皮質などがあるが、
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