自作小説、世にも奇妙な物語【ブロック】
万年平社員の平田、彼は齢54にしてまだ昇進もなく平社員のままでありこのまま定年退職を迎えるだろうと社内で噂されていた。
そんな彼だが、彼には2つ年下の妻と娘、その夫、さらには今年11になる小学5年生の女の孫がおり平凡ながらも幸せな日常を送っていた。
ある日、平田は会社から帰宅すると積もりに積もった疲れからか台所の机に突っ伏して寝てしまう。
平田が目を覚ましたのは夜の23時であった。
ふと仄明かりの中周囲を見渡す平田。
奇妙なことに気がつく。
物音がしない、人の気配がないのだ。