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笹舟イサ
2021年2月28日 20:56
ある日突然小さな本屋に放たれて、好きな絵本を一冊だけ買っていいよと言われた。 当時自分の「好き」の在処がわからなかったわたしは、その年の保育園の発表会でみんなで演じた「ノンタンのたんじょうび」を手に取って、それ以上を選べなかった。 心の底から大好きの笑顔を返せる本ではなかったけれど、それがたった一冊だけ持っていた絵本だった。 大人になってからの絵本との再会って、もっと懐かしさ湧き立つあ