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自宅療養1週間で悲しみの渦に飲み込まれちゃった

外傷で自宅療養になったけど、たった数日でメンタルやられたから侮れないなぁって話。

みかん収穫バイト中のわたし。先日、畑でバランスを崩してひざを痛めた。そのうち治るだろうと呑気に構えていたけれど、念の為、「重大じゃない」ということを知りたくて診てもらうことにした。
結果は「最低でも3週間かかる」「もうみかん取りには行くな」とのこと。まじかよ・・・だいぶパニックになるわたし。

次の受診は一週間後とのことで、それが明日。明後日からどうなるかは明日の診断次第って感じです。

この一週間、メンタルの波がすごかったので、その記録を残しておく。


DAY1 ショック

診断された日は、とにかく悲しくて悲しくて仕方なかった。
働けない。情けない。惨め。貢献できない。何もできない。そんな自分が嫌になって。

怪我をしたことはどうしようもないとわかっているけれど、つらい気持ちから抜けられないまま眠りについた。

DAY2−4 前向き

次の日起きたら、「今できることをしよう」と思えていた。
ジャーナリング・ストレッチ(上半身)・瞑想・読書・note投稿などなどやって、自分と向き合おう。大切に過ごそう。と思っていた。

興味のある資格について調べたり、ピンとくる本を注文したり。
気になっていたところの掃除や片付けをしたり、久しぶりに料理をしたり(普段は相方がごはん担当)。
家のことをして、ありがとうと言ってもらえることがとても嬉しかった。

三日間のうち二日間、たまたま相方も半休になった。そのおかげで、カフェに行ってゆっくりくつろいだり、これからの未来について具体的に話し合ったりすることもできた。

けっこう充実してた。うん。

DAY5 あれ?なんか落ち込んできた

朝は仕事に行くときと同じ時間に起きてるけど、起きるのがちょっとつらくなってきてる。それでも午前中はわりといつもどおりに過ごせた。

午後からなんとなく無気力感がやってきて、楽しみにしていた本も読む気が失せた。書こうと思っていたnoteも手が止まる。瞑想しようとしてもネガティブなことばかりが浮き彫りになってやめた。なんにもしたくなくなって、考えたくなくなって、ただただ寝転んで毛布にくるまって、暗い話題のまんがに現実逃避した。

ああ太陽あびてないからセロトニン出てないな〜身体も動かしてないしな〜と思った。ずっと家にいて人と会ってないし、ヨガもできてないしな。
そうやって、落ち込みながらもどこか客観的に認識していたのは良かったと思う。

明日はサポーターつけて散歩に行って太陽の光をあびようと決めた。

DAY6 あふれる涙

散歩に行こうと思っていたけどそれすら気分が向かなくて、身体が重くて、結局行けなかった。メンタルケアの手遅れ感。瞑想もストレッチもできずにずーっとなんにもしなかった。

寝転んでいたら涙があふれてくる。
夕飯のカレーのために玉ねぎを炒めることを頼まれたけど、炒めながらも涙がぽろぽろあふれてくる。(玉ねぎの成分のせいではない)
湯船に浸かりながら、また涙があふれてくる。

ああ自分って、どうしようもなく無力だ。

彼が仕事から帰ってきても、笑顔がつくれない。

身体を痛めて仕事を休んでいるのに、心にまで響いてきた。
病は気からと言うけれど、「家にひとり」「太陽浴びない」「動かない」などの環境が「気」に及ぼす影響はかなり大きい。つまり環境から病が引き起こされることも大いにある、と思ったよ。

「休まなければいけない期間」は、休日ではない。むしろ心はフル稼働。
わたしなんかまだ一週間で短い方だけど、もっと長いこと休職している人たちが世の中にはたくさんいる。その人たちは休んでいるのではなく、戦っているんだなと心から思った。

怪我のことを話すと、「休むタイミングだったのかもね。ゆっくりしてね。」といろんな人に言ってもらったし、わたしもそう思っていた。
休むことがこんなにもしんどいとは知らなかった。こんなにもひとりぼっちで、無力だなんて。
わたしは働きたかった。なのに、こんなメンタルになってしまった。この時、もはや働きたいとも思っていなかった。

DAY7 ひとしきり沈んだらまた浮いてきた

この日(このnoteを書いている今日)はもう朝起きることをあきらめていた。規則正しい生活がすきなわたしが朝ごはんも食べなかったのはいつぶりだろう。

9時にようやく布団から出ると天気がよくて、散歩に行きたいと自然に思った。
公園もないので近所をうろうろするだけだけど、久しぶりに太陽の光を浴びた気がした。とても気持ちよかった。

Kindle Unlimited でおもしろい漫画を見つけて、久しぶりに爆笑した。明るい引きこもりの話でめちゃくちゃ笑えるから、いま同じような状況にいる人にぜひおすすめしたい。

そう、笑いたいな〜って最近思ってた。でもYouTubeとかインスタで検索しても全然笑えなかったんだよねツボが違うというか。うまく見つけられなかっただけかな。
この漫画はほんとハマって救われた。わたしのおすすめに出てきてくれて本当にありがとう。

彼が作ってくれたスパイスカレーをお昼に食べて、また少し元気になる。

今のメンタルは、中の中まで回復した。あ〜よかった。
明日は病院だ。どうか明後日から働けますように。

つらいときはその感情を味わい尽くそう

わたしが思うこと。つらい時はそのままでいい。元気になろうとしなくていいし、第三者の場合は、その人を元気にしようとしなくていい。ただ肯定してあげるだけでいい。今、あのときのわたしに、今はそのままでいいよって言ってあげたい。

落ちるところまで落ちたら、そのあと勝手に浮いてくる。
自分にできることは、そのときの気持ちを味わうこと。ああ疲れてるんだなあ、悲しんだなあ、つらいんだなあって寄り添ってあげること。悲しみを抑え込んで笑顔をつくるのは、けっこう酷だと思う。

自分のメンタルを責めるのではなく、太陽浴びてないこと・身体動かしてないこと・セロトニン出てないことなど、落ち込みながらも客観視できると、それが助けになった。おかげで、きっと大丈夫〜って気持ちも横に置いておけた。


彼が支えてくれたことに感謝。一緒に落ち込まれるともう罪悪感で消えたくなるから、いつもどおりにいてくれて、そしていつも以上に褒めてくれて、とてもとても救われた。ありがとうという気持ちがわいた、そんな一週間でした。そんな気づきがあった日々に、ありがとう。

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