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歌会の影に顔出すわたくしの本性をみておどろく私 ~選考がストレスフルすぎて吐きそう

前回サクラノモリ歌会をやったのですが、ビールをかけて楽しく歌を選ぶ、そこそこ優雅な遊びになると思っていました。しかし、実際は違いました。短歌の世界に足を踏み入れてみている新人サクラ(本業は占い師)のなまなましい感想です。

湧きあがるストレス

びっくりなのですが、「選んでください」と言われた時、驚くほど嫌な気分になりました。
ストレスって楽しいレベルと、一定を超えたらもう楽しくないレベルのストレスとか緊張感ってあるじゃないですか。
これはもう、ダメなやつだったのです。

そして評価するという事がとても気が重く、人の作品に他人が何か言うのがおこがましいという感じも強く、そんな自分の気持ちを初めて知りました。
短歌を良く知らないのに評価するということもあったかもしれない。

人の世界に必要以上に踏み込むのは、、

占いの仕事では人の人生にズバズバ切り込んでいくのに、一体何が違うのか。
考えてみると、ズバズバ言う前に何時間も、何十時間も、時には10年とかの時間をかけて、謎解きしながら相手が心を開いてくれるまで待ちます。繊細な相手にはそうしないとコミュニケーションとれません。
信頼関係のない人にズバズバ言ったらどんなに良いアドバイスでも届きません(二度とこなさそうな人には最初からある程度言うかも)。
人が一生懸命作った作品だけ見て目の前の人に作品の背景も聞かず一方的に感想を述べるという事自体、かなり抵抗があります。

メンバーは楽しんでいたようだ、、

後で皆で話した時に「歌会楽しかったね! またやろう」と言っているメンバー達を見て、さらに驚きました。
あれが楽しいんだ?
人の感性って本当にそれぞれで、似ているようでいて、全然違う。
前回の記事でも私一人浮いているのが分かると思います。

すぐに他人に同化してしまう私だけれど、やはり私は私で別の人間としてちゃんと存在しているのだと思いました。

いずれにせよ、勝ち負けが全ての世界のビジネス系ユーチューバーさんがみたらネガティブな気分の分析なんて「言い訳」「負け犬」でしょう。
「嫌ならやめればいい」「すぐ人に流される」「意思がない人」とか言われそうです。

結論としては、「いやな気分になっても成長に繋がりそうなことは少し頑張ろう」です。

何が成長するのか

例えばこれをやって歌のスキルが上がる、批評のスキルが上がるという事は正直ないと思います。数が少なすぎます。
人に見てもらいたいならSNSに投稿すればよい。
バレエと違ってこっそり見てもらいたいという事もない。

しかし皆のやりたい企画を形にして、発表する事は成長になりそうです。
不思議とわくわくします。
出来た作品も評もそれぞれ素敵です。
一番を決めるコンセプトも面白い。当事者として選ぶのが嫌いなだけです。
私の感想だけ浮いていますが、それも全体として面白いかと。
ひっくるめて誰かに読んでもらうために、頑張りたいと思えます。

というわけで、またやるのかぁ~きっついな、と思いつつ次回9月の歌会スケジュールを立てています。修業は続く。


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