
高校教師
映画ではないけど、すごく影響を受けたので。
突然だけど、私は森田童子というシンガーが大好き。マイブームの好き、というよりかはレコードや記事をしっかり集めて、曲を考察したり曲の舞台を歩いてみたりする熱量の好き。
なぜ好きなのかというと、森田に出会った時の自分がすごく彼女の曲に当てはまったから。
そんな森田童子の「ぼくたちの失敗」が主題歌に使われて、森田の人気の火付け役となったドラマ、のはなし。
平たくいうと、教師と生徒のラブストーリー
副次的に学生を取り巻く他の事件も起きる
表面的な結論はバッドエンド
「高校教師」と調べると、気持ち悪いとか、展開に対する感想が多かった。まあそうだよね、教師と生徒の恋愛は社会的にタブー。
確かに気持ち悪い描写(教師によるレイプシーンetc)は沢山あったけど、その気持ち悪さの根元にある、純粋な神聖さを痛いほど感じた。
人の心の聖域、程度は人によって異なる
ない人もいる 心にある透明な部分 美学の根源
決して他者に理解されないもの
コンプレックスとも隣接しうる
聖域を守り抜くことは、司法に背くこともある
物語で自分の聖域に気づいてそれが社会的タブーであることに葛藤していくひと、社会規範を器用によけて聖域を貫く人、初めから聖域主体の人生を歩んで社会規範にすら気が付いていないひと
みんなすごく生きづらそうで、救いのないなかでたまにさす光が森田童子のアルバムみたいですごく好きだった
表面的にはバッドエンドだけど、私はすごくハッピーエンドだと思った。
今回の感想はすごく偏って、説明する気がないから変なマニアみたいなこと言ってる自負がある。読んでて面白みにかけると思うけど、思ったこと忘れたくなかったから描いてみた。