ガレモトサキ

LUVPOLISのガレモトです。 主に映画の感想を書きます。

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最近の記事

インサイド・ヘッド

 キチガイの親友と話題作インサイド・ヘッド2を観るために、1から予習した。なんともピクサー映画。  私は育った環境的に、ディズニー周り、ピクサー周りの映画を見ることが多くてここ最近まではこれが映画の在り方というものがあった。(≒ここ最近でぶち壊されたけど。) その在り方というのが、まずストーリーの裏に主題がある。愛なのか、勇気なのか、etc。その主題も勧善懲悪的な、教訓が含まれているもの、映画の最後に意外性の結末を迎えて基本的にハッピーエンドの形が多いのかな。ディズニー映

    • buffalo66

       雨の日、妙に憂鬱で観た。ラブストーリーと聞いていたからパワーが出るかと思いきやなんだかセンチになってしまった。  この映画のミソがなんなのかはまだ分かっていない。名作と言われる理由も正直あまりわからない。とはいえ自分のコアを見つめられた気がする。  この言い回しが適切かわからないけど、個人的に「童貞映画」の感触がした。冒頭から最悪な主人公、しばらくコイツが嫌いだった。アンガーマネジメントもろくにできない感じ…。だけども見続けているうちに可愛らしいというか、コイツが童貞(

      • 冷たい熱帯魚

        20240825 人を殺めた後のような感触に浸っている。  日本のホラームービーをみたことがないと先輩に話したところ、紹介してもらった1本。 彼は"これら"を初めて鑑賞する経験がまだ残っているガレモトが羨ましいと言っていたけど、こんな感覚羨ましくもなんともないやい、と。  とにかく後味が⁇⁇の気持ち。ネタバレ防止に気をつけて書くと、ノンフィクションの完全犯罪事件を基にした映画。ペットショップを営む夫婦の犯罪モノ。生きる人間によるホラー 別に、殺人行為が怖いんじゃなくて

        • 台風クラブ

          20240816  千葉に台風が上陸する日だった。大きくなってからはあまり言えなくなったけど、小さい頃から私は台風が好き。どうにかなって全部壊していけばいいのにと思ってた。台風が来るのを待ちながら、そういえばと思って観た。  人がこの言葉を言うたびに「お前はそんな大した人物じゃねえよ。」って思うから言葉にするのを憚られるけど、自分を見てる気持ちになる映画だった。  実は最近すごく考えていたことがあって 中高を出て以降、全日制の学校に所属していた時期の写真を見たくなかった

          宇宙人ポール

          20240812 先輩の勧めでみた。最近レポしたブリグズビーベアとセットで勧められたからてっきりそれと同じ感動構造だと思ってみたらこれまた違った。 ↑と同じく見る前のフライヤーから印象は微妙、B級感が否めないような。アルバムジャケットが微妙なものってなかなか手が出しにくいよね。 でも中身がどんなものなのか知りたくて手を伸ばしてしまう気持ち。  結果、これも個人的大当たり。前も書いたとおり100分前後の映画って満足度が高い。B級感が溢れてるのも、ハードルが低くていいよね。

          ブリグズビーベア

          20240805  フライヤーを見て感じるB級感…名画と力説されるも最初は本当に見る気が出なかった。烏山のドトールで先輩に力説を重ねられ、その熱量を受け止めて観た。  結論から言うと、good movieだった。思い返してみるとフライヤーの胡散臭さみたいなのも映画のミソをそのまま投影した結果だったのかなとか。青くささ、その中に見出す眩しさ、DIY感。  なんて言うか、90分の尺的に間延びもしないし展開がしっかり進んでいくテンポが好きだった。やっぱり自己投影じゃないけど主

          ブリグズビーベア

          断絶

          20240725  大学の期末課題で、鑑賞せざるを得ず観た。 いわゆるアメリカンニューシネマ、ロードムーヴィーの一種なのかな。そんな課題だった。 課題内容は、この作品から見られる特徴を述べよ。時代背景とか勉強してから観たから、鑑賞に浸ったりは比較的しにくかった。  アメリカンニューシネマって、わかりやすくてわかりにくいよね。どことなくパンクスの要素があるから観てる節がある。パンクスの先輩がこれらを好きでそれを受動的に消化するような。とはいえ、やはりアメリカンニューシネマ

          これまでとこれからのこと

           この度、LUVPOLISのベースをつとめることになりましたガレモトサキです。AB型の左利きで趣味は美容、あとはやっぱりロックンロール。  先ほどのナガヤスくんの自己紹介に賛同と便乗の意を込めて綴っている。  私は今年の頭まで、MONKEY GROWという全く別世界のバンドにいました。  別世界、わかりやすく言うとジャンルの違いかな。ジャンルの違いは、価値観の違いに深く関係してくる。価値観の違いは、音や生活観における正解が全く変わってくるということ。  これは私のアイデ

          これまでとこれからのこと

          zero gravity

          20240524  主題を読み違えていた。久しぶりに先回りのできない展開を経験した。 開始10分で、起承転結の"転"のようなアクシデント。ここで来るかと結末が一気に読めなくなる。誰が主人公なのかもわからないまま見続けていた。結構グロテスクというか、宇宙で仕事することの過酷さ、nasaを訪れた時に見た数々の墓の意味をやっと理解した。 銀河にロマンを持ち、自分の曲でも愛していた方だが多角的な視点で見るとそれは冷たくて残酷で力の支配の外にあると考えると怖くてたまら

          すべてをあなたに

          20240524 先輩の家の映画棚の一番端っこに置いてあったきっかけで、タイトルからしてこれは間違いないと思ってみたけど想像以上だった。   なんつうか、すごく生々しかった。監督はバンドでもやってたんか?シロくんが、前に学生のうちに見た方がいい映画(創作物)があるはず、、と言っていたけども間違いなくそのうちの一つに入る。想像力のその先を見据えたような映画だったな  冒頭、洋画あるあるのキャスティング紹介 この時点でなんか入りやすかったんだよねー。キューブリックの作品と

          すべてをあなたに