ルックバック
生きるとは、闘争である。
心に核がある人間は、美しい
核を持つ人種は、決して他人の人生を生きない。
そして、そんな人の心の核には志が絶えず燃えている。この核には人生の主題として生涯を通して取り組めるほどのエネルギーがある。
ちなみに、その核を見つけられない人もまあまあいる。過半数か、それ以上かも。
仮にその核の片鱗を見つけられても、ダメだったらどうしよう、と自尊心に保険をかけて熱心になれなかったり、進路や世間体からくる"あるべき姿"とのギャップから、それに殉職せず見て見ぬふりをしてしまう人もいる。
劇中で主人公2人は、小学生のうちから人生の核に出会っていたよね。
そうして各々の核に準ずる「何か」を追い続け、もがいていく過程で「縁」が生まれるのである。この時に生まれる縁は一生ものと言っても過言ではない。本気で追求をしている人なら、これが分かると思う。
そうしてできた仲間と協働しながら実力を発揮できる機会を作っていく。
そこに、自由の発露があると思う。
私はこの過程を、闘争と呼んでいる。
結果的には楽しいけど、お世辞でも「楽しい」で片付けられないこともあるから。
劇中、「そんなに大変だと思うのに、どうして漫画を描くの?」の答えが言葉で示されなかった。
私は、自由の発露を見つけてしまったからだと思った。そして間違いなく、息切れしながらも闘争を続ける人は、美しい。
ここ数日少し息切れしていたけど、美しいことを再確認してしまった。だから、足が折れても走り続けようと思う。