しゃけ

大4 思うがままに書きがち。文才を磨きたい、だけ。

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  • しゃけ缶

    わたしの文章とお気に入りの世界観を詰め込んだ缶詰、です。

最近の記事

隙間から漏れる光

指の重みで、キーボードの隙間から漏れる光が消えたりついたりしている。 ほんとうは寝なくちゃいけないんだけど、 寝たくないっていう意地が邪魔してくる夜。 ほんとうは寝てしまいたいんだけど、 寝てしまったら明日の私に私を交代しなくちゃいけないから 変な意地を見せてるのかもしれないね、 なんだか目が渇いて涙が浮かんできた。 きっとこれは、今日の私の最後の抵抗。 こんどは耳のあたりがぼーっとしてきて 頭がきゅっと固まっていく。 そろそろ明日の私に交代みたい、 隙間から漏れる

    • 弱さ

      久しぶりに心に余裕ができたから、 通学中に書き上げたお話を少しだけ。しゃけ🐟 ______________________ もうすぐ、夏がやってくる。 ここ数日の雨で潤いを持った地面は渋いような苦いような、なんとも言えない雨の日の匂いを放っていた。心の中にまで厚い雲が覆っていく、気持ちの悪い感覚がした。 せっかちな悠太は、ちょっと前のカラッと晴れたあの日からベランダの洗濯竿に風鈴を飾っていた。まだ梅雨のど真ん中だと言うのに早々に飾られてしまった風鈴は、雨に打たれる度にチ

      • 人間らしくない人間

        人間らしくない人間を求めようとすると、 この世界は生きにくい。 優しく、強く、素直、寛大、柔軟、意思がある、叱れる、人を認められる、自分を持っている、自分の機嫌を自分で取れる、他人を理解できる、美しい、努力家、正義感がある、責任感がある、社会に関心がある、仕事ができる、丁寧、、、、 もっともっと、もっともっと。って自分に対してこうした能力や性質を求めることは、人生の本質な気がしてる。それでこそ人に好かれ、信じられて、愛されて、頼られてって全部繋がるから。 でもだからこそ

        • 大人が子供を子供にする

          大人っていつからだろう、大学生をしているとふと思うことがある。 実家暮らしの私は、親から見てきっと全然子供で。 でも、私は私の時間を自分で管理して、人と関わって、自分の世界を広げて、アルバイトをして働いて、お金を得て、勉強して。 ちゃんと色んなことを日々学んで成長している。 高校生までは、勉強と人間関係が頭の真ん中に居座っていたけど、 今の私はバイトの反省だとか、新しく始めてみたい活動だとか、自分の興味のある勉強だとか、自分磨きだとか、スケジュール管理だとか、本当に色んな

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          1本

        記事

          足りないくらいがちょうどいい

          何事も、足りないくらいがちょうどいいと思うんです。 足りない生活は、幸せのハードルが自体が低くなるから 些細なことでも幸せを感じられるし、満たされる。 何より自分の機嫌を取りやすい。 でも足りる生活、満たされている生活をしていると その生活が幸せの最低ラインになってしまって さらに上を上をと望んでしまうため、結局苦しくなると思うんです。 どんどん幸せが、手に入れにくくなっていくから。 だから、ちょっと足りないくらいの生活が 実は一番幸せだったりするんじゃないかなって思い

          足りないくらいがちょうどいい

          しゃけって誰

          ○しゃけ、のこと 文系大学生。常日頃から「生き方」とか「恋愛」とか答えが無数にあるようなことについて、考えを巡らせるのが好きです。自分の言葉でなら自分を慰めたり、誰かを理解できたり、吹っ切れたり、前を向けたりするから。 自分の言葉で、自分を守るために考え事をしています。自己防衛。 ○noteについて できる限り高い頻度で更新することを頑張ってます。 生き方、考え方、恋愛、小説、ポエム。文字を書くことと考えることが好きなので形態は色々書いてみるつもりです。統一しないと思います

          しゃけって誰

          【恋愛】信じること、と束縛。

          好きな人を「信じる」ってなんだろうか。 かなりややこしくなってしまったけど、考えてみた。 頭をフル回転させてないと秒で読むのをやめたくなる酷さ、、ご了承ください。 *** 私は信じるという行為=「相手を自分の理解の範疇であると定める」事だと思う。 理解できなければ信じられないし、信じられないというのは自分の想定できる範囲外だから、理解できない(信じたくない・信じられない)のだと考える。 しかし自分の理解の範疇に誰かを納めるということは、束縛になりかねない。 束縛っていう

          【恋愛】信じること、と束縛。

          缶チューハイとマカロニとMUSIC

          寝たくないから、小説を書いた。 随分と適当な結末になってしまったから、時間ある時に推敲していこうかな。 *** 都内のカラオケ、夜は大体大学生の溜まり場。素面ならマイクを持とうともしない子が気取って歌う姿を見れるのが夜のカラオケの醍醐味だ。まあ、カラオケサークルの私たちにはそんな光景見飽きてるんだけど。 「リリ、ちゃんとしてぇ?起きて起きて、うたぉーよー」 「むぅりーできないー寝るの、、、」 なんでこいつはこんなにも元気なんだろうか。その華奢な体の一体どこにそんなアルコ

          缶チューハイとマカロニとMUSIC

          一個言っていい?

          お酒を飲んだ勢いであなたが放った一言。 「一個言っていい?めんど、って思った。」 笑いながら言ってたけど、この言葉には流石に面を喰らった。 お酒を飲むと、うっかり相手に見せていなかった部分が露呈する。 それは、自分と相手の関係を続ける上で「見せたくない」部分だと思う。 その一言がどれだけ的を得ていても、 ”めんどいから”で割り切れないことはこの世にいくらでもある。 「その人がどうしたいか」と「どうしなければいけないか」は別問題だ。 男の人にはそういう点で時々動揺させら

          一個言っていい?

          食と性の好みは似る

          「結婚する前で良かったですよ、本当に」 彼女はありったけの思いを捨てるようにこの言葉を口にした。 バイト先の11歳年上の先輩は、恋バナが好きだ。 仕事終わりにはいつも、ついこの間まで同棲していた元彼の話を聞かせてくれる。 話す素振りから、忘れられないくらい大切な存在だったのが伝わってくる。 私と先輩が出会ったばかりの時、先輩はいつも愛おしそうに彼氏の話をしていた。 飼い猫と彼氏、夕食当番について、彼氏の職業、彼氏の容姿、好きなところ。 たまには、デートの愚痴まで。 最近

          食と性の好みは似る