個人的2022年上半期神ゲー(ボドゲ):サンリオキャラクターズ「スポーツフェスタ」(ダイソー)
2022年下半期や来年以降もやるのかどうか不明最近あまり遊んでないけど、出たばかりの頃はボドゲカフェに持ち込んで毎週のように遊んでた神ゲー。他にも面白いゲームはあったけど遊んだ回数含めてこれが一番印象に残ってる。
他と比較できる程色々遊んだのかとかツッコまれそうだけど主語は大きめに、Twitterぐらい雑な文章で
書かないとわすれそうなので実質備忘録
2022年7月現在まだ絶版していないようなので、超小型店舗でも無ければ一時的な在庫切れはあってもほかの店舗探すか待てば手に入るのでわざわざメルカリで探して数倍の値段払ってまでして買わなくても良さげ。
どんなゲーム?
1分ちょっと公式のインスト動画はあるけど、わかる人には簡単に伝わる言い方をすると↓な感じのトリテ(トリックテイキングゲーム)。
・使用カードは3スート×1~10(+特別賞カード)
・マストフォロー
・切り札無し
・ビッティング無し
・トリックを取って獲得したカード1枚1点(4人なら1トリック4点)
・トリックを取れなくても条件を満たせば特別賞(点)がもらえる
何ゲーム(ラウンド?)プレイするとか誰かが何点取ったら終了とかは特に書かれてないのでその辺りは遊ぶ人同士で適当に決めるとして、1ゲーム自体はすぐに終わって(箱には10分と記載)サクサク何ゲームも遊べる。
対象年齢のところに「6歳~」って書いてあるけど英才教育用教材なの?
あと、プレイヤー数は箱には「3~5人」って書いてあるけど実際は6人までできる(取説に書いてあった気がした)けど3人だと大味、4人で丁度いいぐらい、5人以上はカツカツな印象。
いいところ
まず、カードに描かれたキャラクターがかわいい。
でもキャラクターなんてどうでもよくて、サンリオなんて微塵も興味ないしカードに書いてなければ半分ぐらいキャラの名前知らないような野郎が集まっても盛り上がる。
カードにエンボス加工されていて100円の安っぽさは感じなくて、むしろこれで100円!?となるぐらいカードの質は良い。
(最近はもう驚かなくなってきたけど、ダイソーが力入れ始めた頃はこの値段でエンボス加工までやるのかと色々衝撃的だった)
各スート同じ枚数のカード構成や基本的なルール自体はオーソドックスなマストフォローのトリテだけど特別賞の存在がこのゲームがただの単調なトリテじゃなくて神ゲーと化したポイント。
一応子供向けゲームなので特別賞についても深く考えず取れればラッキーぐらいの感覚でいれば勝てなくても点が入る→負けた感覚が薄れるのでトリテ入門(≒英才教育)用にはいいのかなーと。
(小さい子供と遊ぶ機会以前に接する機会自体ないので本当に6歳と一緒に遊べるかは謎。遊んでみた人がいたらどうだったか教えてください。)
特別賞
インスト動画を見れば特別賞がなにかわかるだろうけど、特別賞カードの文章後半は単なるフレーバーなので無視するとして、簡単に言うとトリックを取れなくても点数が貰えるシステム。
特別賞の山札が枯れるまで場には常時4枚(最初は規定の4種、その後4枚になるよう補充)出ているがキティさんはゲーム終了時に使用する特別な特別賞カードのため、実質以下の中から3枚が場に出ている。
・フォローした人の中で2位(3点)
・フォローした人の中で3位(4点)
・一人だけフォローできなかった(5点)
ちなみにキティさんは「1人だけ0トリックでゲームを終了する(10点)」
(特別賞の詳細な内訳は記憶していないけど確か上から2×3スート=6枚、1×3スート=3枚、2枚だった気がする(気が向いたらちゃんと確認します))
上述した通りこのゲームの点数はトリックに勝って獲得したカード1枚につき1点(4人なら1トリック取る毎に4点)+特別賞の合計点なので、この特別賞の点数が結構馬鹿にならず、数トリック落として最多トリックを取ったとしても特別賞の点数だけで逆転されることがザラにある。
手札と相談しながら無理に今のトリックこの勝ちに行こうとせずにあえて2位、3位を狙って特別賞で稼いだり、あわよくば単独0トリックで覇王鬼帝の威光(10点)を得て1位を掻っ攫ったり、逆にザ・クルーのような協力型トリテでもないのに単独0トリック阻止のために他人にトリックを取らせようとしたりと、実際遊んでみると覚えることは少ないのに考えることは多い。(覇王鬼帝って今どれぐらい通じるんだろう...?)
勝手な想像だけど、小さい子供に負けちゃった(トリック落とした)けど頑張ったから特別賞だよ!!みたいな感じで作られたルールがこうも殺伐とした感じになるとは…
びみょうなところ
このゲームに限らず、他のダイソー製ボドゲ(カードゲーム)でもよくあるけど、コスト削減のため?にルールをカードに印刷しているので見にくい。せめて1枚紙にしてくれればと思うけど、1枚紙に刷って折ってカード束と一緒に箱に入れる方がカードに印刷するコストより高く付くからやってないんだろうなと100円だしそこは割り切るところなのかなと。
3スートしかないので手札が結構偏りがち。パッケージとか雰囲気がかなりライトな感じなのでそういう路線ならまあしょうがないかなーと思うけど、ちゃんとトリテとして遊ぼうとするなら4スートほしいところ。
手札の偏りを「手札クソ過ぎんだけどー」とか言いながらワイワイやるの含めた大雑把さを楽しむべきなんだろうけど、ゴミみたいな手札回ってきたときのストレスと頻度が楽しむ心を若干上回ってしまう。
はじめの方に書いたけど、人数によってプレイ感覚が大きく変わるのもちょっとマイナス点。
・3人
10トリックこなさなければいけないので0トリック取ること自体が難しい。
1トリック取って手に入る点数が少ない(3点)ので特別賞(3~5点)を積極的に狙いに行ったほうが効率が良く、3位の特別賞を狙いやすいけどスート1人が枯れると場に死んだ3位の特別賞が残り続ける。
・4人
個人的には適正人数な感じ。それでも上述の3スートという少なさからくる偏りがちょっと残念。
・5~6人
初期手札の時点で2スートしか無いというのが複数人で発生しやすく、単独フォロー失敗の5点特別賞や単独0トリックのキティさん特別賞(10点)が狙いにくくなり、場に単独フォロー失敗の特別賞が残り続けるケースが増える。
複数人0トリックが頻発して運が悪いと他の特別賞を1枚も取れずに0点終了する人も出て勝者敗者の格差がかなり開くことも。
1トリック取れば5~6点貰えるので3~5点の特別賞の価値が下がって普通にトリック取って点稼いだ方が割が良い。
あと最近はこういうこと言うの若干センシティブな感じはするけど小学生男子がサンリオキャラのゲームなんて遊ぶのかどうかもちょっと疑問。
かんそう
特別賞のルールが秀逸なのに全体的なバランスが大雑把な感じなのがちょっと残念。
トリック取れなくても点が貰える特別賞を流用した他のゲームがあるかどうか知らないけれど、大人向けにバランス調整したら流行るんじゃないかなーと思ったりしてる。というかやりたい。
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