食べきれないハンバーガー、水玉の絨毯
静かに近づいてきて、轟音と共に過ぎ去る
縮こまった背中を追うが、それは急いでいて汗をかいている
星座はまかせろと、骨のShow
関脇のラブレター、大きすぎる鮨
ホタテ、龍、コノハガイ
月を望遠カメラで覗くと、四角い車が一台こちらを向いて停まっていて、その下に長方形の月面が縦長に広がっていた。
壁は空を見せてはいけない
新たしき年始むれば、我日記をばつけむ。
不足した偶然をかき集めて
素頓狂な京町レディオ
ていほうが遅延に近い
かるい空気をおしやって 歩きなれた道を行く どこかに置いていかれたような 軽やかで空虚なきのうの昼 寒いかげから逃げてきて 日溜まり見つけすわりこむ 賑わいは息も絶え絶えで 今日も何処か上の空
1Mにかける、コピーのコメント
喇叭の音で目が覚めて 置いてきた人たちのことを思う 彼らは畳の下に居て またいつか夢で会うのだろう やたら涼しい朝の風 遠からざる季節に戸惑う
大したことではないが、生活が恐ろしく感じられることがある。日々見ている物事の大半が、忘却の果てに頼りなく存在しているように感じられるのだ。そして、なにより恐ろしいのは、それらのものを遠くに追いやっているのが、私自身であるということだ。 * 机の上の仙人掌に最後に水をやったのはいつだったか。 借りている本はいつになったら読み終わるのか。 思えば最近の私は、私自身を裏切りながら、不履行に不履行を重ねてきた。いや、不履行を繰り返すことによって、なんとか不