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Vtuberを見るときの自分なりの「箱推し」の作法

はじめに

noteを書き始めた時期を見てもわかるのですが、私はことし2020年の5月ににじさんじに嵌り込み、6月にホロライブを視聴し始めた一介のリスナーです。
V自体は2年前にA2Pを知ってから長いこと触れていますが、その中でもとくに大きな箱に本格的に触れたのは今年が初めてでした。たいへん大きなコンテンツです。

それでもってこの5月からこのnoteを書いている10月末に至るまで、このふたつの箱では大きな、悪い意味でも大きな出来事がたくさん起きていました。
正直に言って私自身も推しがメッタメタに言われたりして内心苦しい思いをしました。
一応こういうのには気分的な対処法というか対応法があって、それを活かせたこともあったと思います。
今回は「箱推し」という観点に絞って、自分なりのVを見るときの作法、処世術に近いものを書き出してみようと思った次第です。
この考え方が万人向けだとは思いませんが、出力することで損もしないと思いました。参考程度に読んでいただいたら幸いです。
金魚坂めいろさんと夢月ロアさんの名前を事例として出させていただいています。

・前提/「箱推し」は全員を見るということ

こういう見出しですが、もちろん時間やその日見たいものの都合もあり、全員を見るというのはほとんど不可能です。
たとえばにじさんじクラスの人数・自由度になると最早全員を追うのは種族人間のリスナーのなせる業ではないでしょう。
ただ、それでも一つの箱のある一人を見るということはイコールでその箱に属する別のライバー/タレントを見るというのと同義になると思います。
もっと極端に言えば、箱Aのαさんを見て感想を述べた時点で箱Aのβさんを見ているのと同じ、ということになります。

前提が何を意味するのか

どうしても人間には得意不得意がありますよね。
こういう書き方をするのもなんですが、配信は楽しむものなので自分に合わない内容なら避けることもあります。
配信者さん本人が合わないと思ってチャンネルに通わないという選択肢をとることもあるでしょう。それは当たり前のことだと思います。
ただし、苦手な人のことをわざわざ苦手/嫌いと表明することも勿論ない。全く得がないと言い切ってもいいと思います。

その箱のリスナーとして居心地が悪くなる、とでも申しましょうか。さらに自分の推し・気に入った配信者さんが同じようなことを言われたらどんな気分になるか。ということを考えると、全く得がないように思います。

これはもちろん、何か明らかな落ち度があった配信者さんに対しても同じことです。落ち度の指摘までは言葉を選べばまだ良いでしょうが、本人への非難にまでなってしまうと上に書いたのと同じようなことになりそうです。

もちろん箱内のミーム、冗談の範囲内に収まるものはいいと思います。🔥舞元🔥とか。かくいう私もルイス・キャミーさんに絡む舞元さんにいい感じの冗談飛ばすのは好きだったりします※

実体験

ホロライブの著作権問題では「さすがにそこまで言わなくても」という指摘や批判の範疇を超えたものを何件も見かけていますし、そもそもホロライブに嵌ったきっかけである桐生ココさんが台湾問題でバチボコに言われているのを視認範囲で見かけています。正直に言って随分と窮屈な思いをしました。
(というかあの三週間を平気な顔で堪え切った先達のたつのこ(桐生ココのリスナーネーム)の皆さんは素直にスゲェと思います)

直近のにじさんじの金魚坂めいろさんの契約解除の経緯では、私は金魚坂めいろさんはもちろん夢月ロアさんの配信も緩く眺めていたので、やはり「そこまで言うほどかな……」と若干冷めた目で見ていました。います。

もちろん上の2つの事例をはじめ、非難をする層がリスナーとは限らないので見極めが難しいところですが。せめて普段から同一の箱内の誰かを見ているなら少しは発信に気をつけたほうがいいのではないかと思います。

運営さんに対しても同じことですね。
「箱の運営さんには常にしっかりしてほしいと思うのがリスナーで、それ以上思うことはしないほうがいい」とTwitterではよく呟くのですが、運営さんも人間ですので酷く言い過ぎるのはやはり良くないでしょう。

対応/選択

対応、と言ってもこういうときには反論しても仕方がないことのほうが多いです。
とくに好き嫌い込みで放たれる批判というのはその大元に感情も伴うので、どれだけ理屈がしっかりしていても言い方が酷過ぎれば言い返す気も起きないことがほとんどです。
なので、推しが酷く言われていれば堪えます。逆に誰かの推しが自分以外の誰かにこっぴどく言われていれば冷静に言葉を選びます。
私が採っているのはこういう択です。

一般論として/最後に

今回はVの箱推しを例え話にしたのですが、つまりこれ「人の好きなものや趣味を簡単に非難してはいけない」「苦手と思ったら無言で離れる」っていう一般論というか簡単な道徳とまでは言わないにしてもこういう趣味にはよくある話なんですね。
主語を広げればVtuber全体に同じことが言えるでしょう。今回は「大きな箱を見るとき」に限っていますけれど。

こういった考え方を持ち合わせている結果、だいたいの場合推しや好ましいと思っている人についてはずっと好きでいることができています。良いことだと自信を持っています。

冒頭にも書きましたが、A2PをきっかけにしてVの世界に嵌り込んだひとりのリスナーの考え方/SNSでV関連の感想を発信する際に気をつけていることとして目に留まれば幸いです。

最後に、この世界を眺めるためのメンターたる九条林檎様が2年前に積極的に発信されていたお言葉を引用して終わりにいたします。



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