「自殺はダメ」に対する猛烈な違和感
ども。Kyojinです。前回は「矮小詩集『夏歩き』」という記事を上げました。題の通り夏を題材にした詩集です。詩集というより全体で一つの詩といったほうが適切な気もしますが、名称には余り拘らないことにします。名称とお金に拘る大人になりなさんな、と母がよく言っていたので。噓ですが。今この季節にちょうどいい詩だと思っています、もし良ければご覧ください。
また、執筆現在最も多くの方々に評価いただいてるのはこちら↓↓の記事です。もしよければちょっと長い文章を読む覚悟をしてから存分にご覧いただきたいです。力作です。
さてさて今回は、「自殺はダメ」という言葉に感じた違和感を言語化しようと思います。また、自殺を考えている人間に対してどう向き合うのが真摯で誠実なのかを考察していきます。解説的というよりは主観的な書き方をしますので、客観的な考察がお好きな方にはお勧めしません。ではどんな人におすすめかというと、
・人の心理を知りたい
・自殺を考えた経験がある、または現在考えている
・自殺を考えている人に「自殺はダメ」といったことが有る
こんな人にお勧めです。以上を踏まえた上でご覧くださいませ。
「自殺はダメ」はダメ
「命あっての物種」ということわざがある。何をするにも生きていなければ始まらない、命は大切にしなけれればいけない、という意味だ。また、義務教育では「人間の命は皆平等に尊くて、等しく人権というものがあって云々~」「親から与えられた命は大事にしなければならない」と教わる。
これらは僕にとっては全くもって意味不明である。寧ろ「命は皆平等に無価値であって、人権という仮定は侵害されても事後的にしか対応できないし、命は自分だけのものであるから好きに使ってよい」の方が僕の意見に近い。こんな僕だから、「自殺はダメ」という言葉には圧倒的な違和感、というか不快感を覚えるのである。その理由を三つほどご紹介しよう。
一つ目は、自殺によって楽になれるという状況にまで追い詰められた人間にとっては、他者というものは全員が敵のようなものであるからだ。自分を追い込んだ「他者」が自分に「自殺はダメ」と、生を強要するような言葉を正義面して語ってくれば、この上なく恨めしい気持ちになるのも当然ではないか。
二つ目は、「自殺はダメ」という言葉を発するような人間は「自殺は良くないことである」という価値観を盲信していそうだからである。自殺を考えている人間の殆どは、死生観を相対的な目線で考えている訳である。そんな人間に向かって「自殺はダメ」と言うのは、「私には、一緒に相対的な目線で寄り添おうとする姿勢がないですよ!」と言っているのと同じである。特に、(この人だけは寄り添ってくれるかもしれない……)と思っていた人間にそれを言われると裏切られた感じすらする。誰がお前のために死んでやるか!と思える分、「死ね」と言われるほうがマシかもしれない。
三つ目は、「自殺はダメ」という言葉には「私は自分の人生を肯定している」というメタデータがついてくるからである。「お前がお前の人生を肯定しているのは分かったけどそれは俺の自殺を否定する理由にはならんだろうが。俺の人生に代わってみるか?」、という苛立ち、「自殺はだめだとか、盲目的に何かに縋れるお前みたいな人間こそが幸せ面しているのは理不尽だ」という上から目線の嫉妬などが無性に搔き立てられるのである。
以上が僕が「自殺はダメ」という言葉に反感を抱く理由である。感情的に書いてしまったように思わせて筆者は冷静であるperhaps。共感してくださった読者の方、筆者はひねくれていると思った読者の方、或いは筆者にイライラしたという血の気の多い読者の方もおられようが、敢えて弁解しない。(文句あるならコメント欄で叩いて欲しいそして賑やかしてほしい。)
では、自殺を考えている人に対してはどう向き合うべきなのだろうか。僕の答えは至ってシンプルで、「とにかく相手の気持ちになって寄り添おうとする」ことである。シンプルではあるが、これが非常に難しい。わかったつもりになってはいけないし、「周りで見てるほうだって辛い」という気持ちを抑えなければいけないし、結果として自殺を止められない可能性を考えなければならないからである。だけど、「絶対に死んでほしくない程大切に思っている」という気持ちを伝えるにはこれが唯一無二の方法ではないだろうか。
あとがきと次回予告
今回の記事は今までと違って主観的に書き殴ってみたので、もしかすると不快に思われた方もいるかもしれません。だけど折角noteという情報の海に自分の考えを投げ込むなら、思いっきり主観的な方が読んでくださる方にとっても僕にとっても良いのではないかと思ったので、主観的に書くことにしました。この記事を読んで考えた事、イラっときたこと、共感したこと、何でもいいのでコメント頂ければ嬉しいです。どんなコメントにも10コメント目までのものは必ずご返事致します。
次回はそろそろ人生哲学の後編を上げようかと思っていますが、もし明日までに間に合わなかったら別のものになるかもです。毎日投稿を決めてから今日で三日目、三日坊主にならないように明日も頑張ります!(ストックはない模様)(Kyojin)
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