アダルトチルドレン回復日記 ~完璧主義という呪い 2~
【2.時代的なもの】
前回の続きです。
僕個人の話。完璧主義に陥った要因の2つ目。
時代的なもの。
日常の中に、受験というものがあった。
ほとんどの高校生が大学進学する時代だった。
就職にも学歴が付きまとう。
僕の親は、教師だ。
いい大学に入ることが、良い人生を送ることに
繋がると思い込んでいた。
僕には、姉と兄がいる。
兄は、塾に通っていた。ワルだった。
姉は、塾には通わず、少しワルになった。
親は、周囲と比較した。
「○○さんとこの長男、東大だって。うちも誰か入ってくれたら」
「○○さんところ、早稲田受けるんだって。お父さん慶応だから血筋かな」
子供は親の期待に応えようとするか、反発するかだ。
兄、姉と違い。僕は前者だ。
【無自覚の比較】
比較は、子供の自尊心を曲げる。
順位が付くことを否定しているわけではない。
機能不全家族内で育った子は、ただでさえ
自己否定感を持っている。僕の場合は、自己無価値感もだ。
これの何が怖いか。
親は無自覚に子供を否定していることに気が付いていないこと。
そして、僕は無自覚に自己否定感・自己無価値感を育てている
ことに気が付いていないこと。
褒められる時は、いつも親の期待に応えられた時だ。
いい成績を出せば、親は褒める。
悪い成績であれば、
「なんでうちの子は、○○さんとは違うのだろう」
親は比較する。
大人になってわかった。
これが、「条件付きの愛情」
すると、子供は何をするか。
愛情を貰うために、がんばる。
条件付きの愛情は、自己否定感、自己無価値感を育てる。
親の期待に応えられた時にだけ、自分に価値があると思い込む。
無意識に、そう思い込む。
これに気が付いたのは、自分を大切にし始めてからだ。
恋愛依存症という本に助けられた。
著:伊東明
本:恋愛依存症
そして、ユーチューバーの「けんたろう」さんにも助けてもらった。
無意識の自己否定がどういうものかを教えてもらった。
【理解すること と 受容すること】
これらを意識的に切り分ける。
そんなことして、得があるのか。
そう思ったかもしれませんが、
僕はあると思います。
上にも書いた。無意識の自己否定から身を守る武器となるんです。
やることは、事実を理解し、変換して受容する。です。
【例】上の母の言葉を使います
※あくまで僕の家の状況の場合です
塾の成績がよろしくなかった時によく母はこう口にした。
「なんでうちの子は、○○さんとは違うのだろう」(比較)
すると、子供の僕はそのまま受容しているので
親の期待に応えられなかった僕は、
「なんで僕は○○さんよりできないんだろう」→ 子供の性格によっては
親の期待に応えるため
にがんばる。
↓
子供の性格によっては、自己否定で凹む
◆内面 → 自己否定を形成しないために
そのまま、言葉通りに比較を受容すると自己否定感が育つ。
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・事実 → 模試でいい成績が「出なかった」から、比較された
事実は事実として理解するが、注意することがある。
~~された。をそのまま事実として受け入れないこと。
変換が必要になる。
・変換 → 成績と自己存在の価値とは関係がない+親が比較した+僕は悲しかった
受容するものは2つ。
成績が良くても悪くても、存在自体の価値は変わらない
「~~された」ではなく、親という他者が比較して、主体である自分が悲しかったことを分けて受容する。
※これは、前回書いた自分で自分の人生の舵を握ることに繋がる。
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少し自分で書いていても難しい話になってしまったので
この辺で一旦終わります。
伝わりづらかったら、
改めて次回まとめます。
次回は、社会的なことについても書いていこうと思います。
つづく