好きなロードムービー
夏といえばロードムービーが見たくなります。よね?ですよね。ということで、年間100本ほど映画を観る私のお気に入りロードムービー(広義)を、ランキング形式で8位→1位まとめます。
8. Bonnie and Clyde (1967)俺たちに明日はない
移動手段:車
エキサイト度:80%
一言:They may hate us together, but they can't stop us!
あまりに有名なボニーとクライドの犯罪・逃走映画。古い映画なので好み分かれると思いますが、私はやんちゃなカップルというコンセプトがそもそも好き。実話に基づきます。めちゃ、血なまぐさい。ニューシネマのインスピレーション的作品でもあって、性と暴力の生々しい描写は画期的。
7. On The Road (2012) オン・ザ・ロード
移動手段:車
エキサイト度:100%
一言:There was nothing to talk about anymore. The only thing to do was go.
ビート世代のジャズな若者たち、インテリ、ドラッグ、セックス、酒に溢れるザ・ロードムービー。クリステン・スチュアートがめっちゃ可愛いし、アイコニックなディーン・モリアーティ役の。ほぼジャック・ケルアックの自伝なので本の方もかなりエモいです。劇中音楽も注目ポイント。
6. My Own Private Idaho (1991) マイ・プライベート・アイダホ
移動手段:バイク、車
エキサイト度:90%
一言:This road will never end.
何と言っても主演が豪華、キアヌ・リーブスとリバー・フェニックス。Stand by Me とか好きな人なら観ないと。売春とドラッグとナルコレプシーがかなり生々しくて、刹那的に生きる二人が退廃的で、儚くて、美しい。自由ってなんだろうか。自由ならいいのか。
ところどころオマージュも散らばっていて面白いです。
5. Little Miss Sunshine (2006) リトル・ミス・サンシャイン
移動手段:マイクロバス
エキサイト度:90%
一言:A real loser is someone who's so afraid of not winning, that they don't even try.
それぞれが深刻めな問題を抱える家族が次女が出場するビューティーコンテストの地区決勝をきっかけに結束する、ほっこり度マックスのファミリー映画。軽やかな演出ながら出てくる問題は結構シリアスで、胸にくる。
4. Greenbook (2018) グリーンブック
移動手段:車
エキサイト度:70%
一言:Whatever you do, do it 100%
言わずもがなの大傑作。所謂ロードムービーではないけど、車で移動してるので入れたくなった。シリアスさと軽快さのバランスがいい。黒人ジャズピアニストとして黒人差別が色濃く残るディープ・サウス(アメリカ南部)を演奏旅行することの危険、苦悩、意味。人間らしく描いているのがすごくいいです。
3. Nomadland (2020) ノマドランド
移動手段:キャンピングカー
エキサイト度:60%
一言:You maybe seemed weird but it was just because you were braver and more honest than everybody else.
映画館で見たとき、全てが完璧だなと本当に圧倒された作品。というのも、ドキュメンタリーかのようなフィクションってかなり撮影も準備も難しいはず。現実で現在的な問題がテーマにされていて、かといって説教臭くもない、現代アメリカの荒野の情景がこれまた美しくって心が忙しい。主演フランシス・マクドーマンドは天才です。
2. Tracks (2013)奇跡の2000マイル
旅行方法:徒歩
エキサイト度:80%
一言: I'm so alone. … We all are.
オーストラリアの内陸(シドニーなど有名都市は大体海沿い)の砂漠地帯から西部への2000マイル(約3220キロ)を、入手したラクダと愛犬と自分だけで歩いたロビン・デイビッドソンの実話に基づく映画。主人公の女性の意志の強さが半端なく、孤独や喪失との付き合い方や人の助けを借りながら歩を進めていく過程が本当にかっこいい。
個人的に旅に出る目的を語った以下のセリフが印象的。
1. Thelma and Louise (1991) テルマ&ルイーズ
移動手段:車
エキサイト度:90%
一言:going crazy alone is just not as much fun
観たら一位である理由がわかると思います。退屈な毎日を変えようと、親友二人が突然のロードトリップに出るも、次々と事件が起きてとんでもないクライマックスを迎えて終わる。ロードムービーの最骨頂ではないでしょうか。主演二人の変化がかっこよくて、ワイルドな南部アクセントも素敵。若き日のブラピも出てきます。