『あたしの夢、もう変わることはないと思うんです!』
あたしの夢、もう変わることはないと思うんです!
今日、家庭教師をしている生徒さんから言われた言葉だ。
その子は、自分と同じく、パイロットを目指している。
今日、珍しく、親御さんも同席の場で、将来について語り合う機会が設けられた。
志望校を決めるというのがテーマだったが、自然と話はその先へと向かう。
もともとパイロット志望であることは聞いていた。
だからこそ親近感を持って接してくれているのだと思う。
私はまだ訓練を始めてさえいないので、全く調子に乗ることはできないのだが、やはり同じ道を目指す存在というのは嬉しいし、なんだか心強い。
これまでも授業の合間に、航空に関する話をたくさん交わしてきた。
今時の若者は、強い。
Instagramなどを駆使して、大学生が仕入れているような情報も手に入れている。
JALやANAが自腹を切ってまで自社養成訓練をする理由ってなんなんですか?
などという、数学や英語の問題よりも難解な質問が飛んできたりもする。
今日の冒頭の発言も、私にとっては難題だ。
あたしの夢、もう変わることはないと思うんです!
ぱっと見、素敵なことだろう。
それは否定しない。
何かに憧れ、何かを目指し、それに向かってする努力は美しいと思う。
一方で、もったいないと思ってしまった自分がいた。
世の中にはいろいろな人が生きていて、いろいろな職業が必要とされている。
可能性は無限だ。
そんな中、もう夢が変わらないと決めているのは、なんだかもったいない気もしてしまう。
だが思い直す。
無気力に比べれば、何百倍も素敵なことだ、と。
今は、もう最後まで変わらないと思っている夢に向け、必死に取り組んでくれればいいのではないか。
自分はその気持ちに寄り添って全力でサポートするべきだなと思った。
パイロットが全てではないと思う。
しかし、全てであると思って取り組むことは、価値があるのではないか。
ここまで考えて、違和感がスッと消えた。
色々な人の色々な考えに触れ、何かに思い当たる瞬間が、好きだ。
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10月16日(金)
○対人の任せられた仕事は全て終わらせた
○なんだかんだ今日も1万円以上稼いでる
○家庭教師宅で素敵な時間を過ごした
●読書や勉強時間が取れていなさすぎる。。
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では、また。
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