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長居ができるカフェ

羽田会というのを、月に1度開催している。
会といっても、大きなものではない。
クラスの唯一の友人であるN君と、羽田空港で語り合い、最後に蒲田で餃子をつまみながらビールを飲んで帰るという最高の会だ。
今日は、羽田会の日だった。
しかし、N君は、気まぐれだ。
昨晩になって、渋谷でタスクをやるのはどうかと提案してきた。
彼は、持っている人間だ。面白いときに面白い人に会うし、とんでもないことを考えては、それを実行したりする。
だから、よっぽど変なことでない限りは、乗ってみることにしている。
今日も例外ではない。渋谷でタスクをすることになった。

まずはスターバックスで落ち合う。
コロナの影響で席数が減っているので、ゆったりした空間が出来上がっている。思いがけず、コロナの数少ない恩恵があると思った。
お気に入りのホワイトモカを飲みながら、近況を報告し合う。お互いになかなかぶっ飛んだことをしている。近況報告で1時間近くかかるのだから面白い。

今日のnoteで伝えたかったのが、素敵なカフェに行ったということだ。
お昼前に、N君の提案で、向かい側の、とある有名だというお店へ移った。運良く広い席が空いていた。

このカフェ、雰囲気が特徴的だ。
お昼時にもかかわらず、明らかに長い時間滞在をしている人たちの雰囲気で溢れている。
と言っても、行き場を失った人たちが滞在する、明け方のマックのような嫌な雰囲気ではない。
サラリーマンを中心に、多くの人が自分のやるべきことに向き合っている。
静かではあるが、中には会議をしている人たちもいる。心地よい程度の騒がしさだ。

私たちも、新たに取り組んでいるちょっとしたビジネスの打ち合わせをしつつ、それぞれが自分のやりたいことに取り組む。
私もお金の精算や新たに始める営業のトレーニングに取り組みつつ、気が向いたらN君と意見交換をする。
途中から幼馴染も加わり、まったりとしつつも価値のある時間を過ごしていった。

3時間が経った。
自分の性格だと、これだけ居座っていいものだろうか、追加で注文した方がいいのではないかと考えてしまうタイミングだ。
しかし、この店ではあまりそんな気持ちにならなかった。
客も、店員も、長い時間ゆったり過ごすことを前提に考えているように思える。
とはいえ、少し周りの目を気にしていた。

だが、もう1時間経ち、2時間経ち、いくら経って周りを見渡しても、見たことある人が多い。人が入れ替わる気配もほとんどない。
途中から、気持ちが切り替わった。
ここは長い時間きままに作業をして良い場所なのだ、と。
途端に、とんでもない集中力が宿った。

6時間を切る睡眠が続いている中で、TOEICのリスニングを最後まで集中して解けた。

ほおお。
なんだか面白いと思った。

回転率が1つの指標であるカフェにおいて、長居するという価値に重きを置いているお店。
そして実際、その恩恵を、集中力という形で得たのである。

店の人に聞いたわけではないので、本当に長居をしていいのかは最後まで分からなかったが、とても素敵な空間だった。
N君の気まぐれ、やはり今日もいい感じだ。
やりたいことに取り組めた満足感と、面白いカフェに出会ったワクワク感。
清々しい気持ちで帰りの電車に乗り込んだ。
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11月10日(火)
○旅行精算終わり!
○良い時間過ごした!満足感!
○会いたい人とのアポ取れた
○英語久しぶりに勉強した!
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では、また。

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