ぶっちゃけどうなの?環境・労働に配慮した認証済み商品について
皆さんこんにちは!
前回の投稿では、「SDGsを勉強してよかったこと」をテーマにblogを書かせていただきました。(文量はそこまで長くないですが、慣れないながら頑張って書いたので、是非お気軽にお読みください!)
今回は、私たちができる一番簡単で効果的なSDGs行動の一つである「認証済み商品を購入する」メリットやデメリット、認証の種類などをご紹介します!最近は様々な認証済み商品をスーパーやコンビニなどで見かけるようになってきました。その種類や効果をしっかり理解して、社会に貢献していきましょう!
認証済み商品を買うとどうなるの?
NPO法人や一般社団法人が認証の規定を制定し、第三者機関が認証基準に適合しているか検査をし、基準をクリアした製品のみが認証を受けるという流れが一般的です。NPO法人や一般社団法人の規模は様々なので、ある特定の国や地域で多く見かける認証や世界各地で見られる認証など様々あります。
認証済み製品はあくまでも「認証基準をクリアした製品」であるため、製品を購入した際にどこかの団体にお金が寄付されたり、特定の利益が生まれることは原則ありません。
しかし、認証済みの製品は自然環境や労働環境への配慮、化学薬品使用の制限、動物実験の有無など、厳格な基準が定められていることが多いです。結果として、長い目で見たときに持続可能な生産・製造・販売をすることが出来るというメリットがあります。
認証済み商品はなぜ高い?
認証を受けていない製品は、生産・製造・販売にかかるコストをなるべく抑える代償として、化学薬品を用いたり労働環境を整備しなかったり、無計画な開発・乱獲を行うことがあります。よって、働く人、周囲の自然など様々なところへ大きな負担がかかっています。私たち消費者はなかなか実感し難いですが、生態系の破壊、個体数の減少、劣悪な労働環境、低賃金、児童労働など、目を向けてみれば様々な負担がかかっていることがわかります。
これらの負担を取り払うためには、時間やお金などのコストがかかります。上昇分のコストは製品の値段に反映されるため、認証済み商品の値段は通常よりも高くなってしまうことが多いです。最近は多くの認証済み商品を見かけるようになりましたが、まだまだ流通量は多くはないため、値段が高い・種類を選べないというのが現在のデメリットだと言えます。
森林に関する認証
FSC認証
森林管理協議会(FSC)が定める認証で、世界で最も評価の高い森林に対する認証であると言われています。森林管理から加工・流通まで認証基準が設定されています。
レインフォレストアライアンス認証
レインフォレストアライアンスという非営利組織が定める認証で、日本でもこの認証を見かけることが増えてきました。森林や生態系の保護のみならず、農村の労働環境や生活水準の向上も目的としています。
海に関する認証
MSC認証
海洋管理評議会(MSC)が定める認証で、過剰漁獲を防ぐために定められました。水産資源や海に配慮していると認証を受けた漁業で漁獲された魚や製品にマークが付きます。
畑に関する認証
有機JAS認証
JAS法に基づき定められた認証で、日本独自のオーガニック認証です。日本で「有機」「オーガニック」と製品に表記するためには、有機JAS認証を受けている必要があります。
労働や取引に関する認証
GOTS認証
GOTSとは「オーガニックテキスタイル世界基準」のこと。原料の規定のみならず、労働環境、流通、労働者の待遇までとても幅広く規定している世界的な認証。
国際フェアトレード認証
国際フェアトレードラベル機構により定められた認証。社会的、環境的、経済基準的にフェアであるか国際基準に沿ってチェックされる。
終わりに
今回は6種類の認証を紹介しましたが、そのほかにも様々な認証があります。皆さんの購入軸の中の一つとしてぜひご活用ください。
現在はスーパーやコンビニなどで見かける機会が増えてきましたが、まだまだ流通量が少ないのが現状です。私たち消費者が求めるものを生産し販売するため、持続可能な商品を消費者が求めれば流通量も多くなっていくはずです。このように、少しずつ良い方向へ社会を動かすことが出来たらいいですね。
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