ミニリップに魅せられて

コスメが好きな人なら一度は必ず通るであろう道、それがリップ沼というものではないでしょうか。
ときによってブームの上下はあるだろうし、めちゃくちゃリップにハマるタームがあれば、他の部位を着飾ることに夢中なときだってありますが、でも、「リップにハマったことがない」ってあんまり聞いたことない気がする。
ハマったことのない方がいらしたらごめんなさいなのですが…そもそもそういう人は、この記事読んでないと思う（笑）。

前置きはこれくらいにして。

わたしが愛でているミニリップの話をしたいと思います。
ちなみに、最近のわたしにおけるリップ熱は、中くらいです。リップにばっかり目がいく！口はひとつしかないのに！という時期を乗り越えたのち、唇になど何の興味もない…という時期を通過し、ほどほどにリップメイクが楽しい時期のまっただなか。平和な時期ですね、物欲もほどほどで。

ミニリップが好きだというからには、何種類か持っているはずなので、並べてみました。

サイズ比較にシャチハタが1本いるから、騙されないでね

６…おっと、５本、リップは５本です。
ほどよい数ですね。

左から順に
MACの824 ツウィッグ
NARSの1384、1383（セット販売）
アディクションのコフレ限定カラー
ジルの新作02（雑誌の付録、未発売のもの）
です。

ミニリップのここが好き！

１．サイズ感

なにを当たり前なことを…という感じかもしれませんが、サイズ感がいいです。
わたしは、ミニチュアフードが好きだったような時期もあるので（粘土でマカロンとか作ってた）、そもそも小さいモノに惹かれる習性があるんだと思います。

物理的なかわいさも然り、使い切れなかったり飽きたりして悲しくなる心配がないことも然り、ミニサイズはいいことづくめ。

スティックタイプだとそこまで気にならないけど、アプリケーターがついているグロス状のものだと、衛生的にもミニサイズが嬉しいかなあ。
大きいサイズの場合はなかなか使い切れないので、アプリケーターを毎回ティッシュオフしているのですが、少し面倒で…。ミニなら短期間で使い切れるから、ティッシュオフの手間が省けて、とっても楽。

２．意外とプチプラ

そりゃあさすがに、キャンメイクやセザンヌの安さには敵いません。
でも、オペラやエテュセ、エクセルなんかの、1,200円～1,800円くらいのリップをイメージすると、どうでしょう。
実は、デパコスであってもミニサイズなら、これらとあまり変わらないお値段なのです。

わたしの手持ちミニリップの購入価格を例にとると、

★MAC→公式ではない通販で、送料込み1,611円
　※発売時期によっても異なるようですが、定価だと1,430円とかかな
★NARS→２本で3,080円→1,540円/本
★アディクション→もはや無料同然？
　※マスカラと単色シャドウとの３点セットのコフレで5,940円だったため。マスカラと単色シャドウは現品サイズだから、それだけで6,380円になるはず…。
★ジル→雑誌本体と他に貼り込み付録もついて900円

うん、ほぼプチプラの範囲内。

３．買いすぎ防止につながる

実はわたし、この１年ほど「リップはミニしか買っちゃだめ」というマイルールの下にお買い物をしていたのですが、なんといっても、
・すべての色がミニサイズで製品化されているわけではないこと
・すべてのブランドがミニサイズを発売しているわけではないこと
によって、買えるリップがそもそも限られてきます。

ミニのラインナップを見たときに、
「これはミニだから安価だけど、果たしてミニじゃなくても欲しいか」
（仮に現品サイズしかなかったとしても、その色を着けたいと思うかどうか）

ミニのない製品を見たときに、
「普段使ってるリップ（ミニサイズ）よりも２～３倍の量があるけど、そんなに塗るのか。そんなにも欲しいのか」

という風に考えることで、購買意欲の抑制につながりました。逆に言えば、この思考を経てなお欲しい気持ちが強いのであれば、大きいサイズでも買っちゃってオッケーなんです。
「ミニしか買っちゃだめ」というマイルールは、あくまでも買いすぎを防ぐためのものであって、現品サイズへの拒否反応ではないので。

＊

さて、ミニリップのよいところを３つ挙げてみましたが、どうですか？ミニリップ、欲しくなりませんか？気になるプチプラリップを１～２本がまんするだけで、買えますよ（悪魔のささやき）。

このごろは色持ちのいい製品が増えているので、塗り直す回数も少なく済んで、ますますリップが減らないわけです。ミニでも「もうなくなっちゃった…」なんて物足りなく感じた経験は、今のところ、ありません。

ミニリップの魅力が少しでも伝われば嬉しいな。

七志野さんかく△