ハッピーエンドは遠かった
ハッピーエンドはほんの少し遠かったみたい
あなたとわたし、タイミングが違ったよね
歩いてきた過去も価値観もなにもかも違っていて
好みひとつ合わなかった
「あいたい」って思いが重なること
それがあんなに難しくなるなんて知らなかった
初めてのキスの匂いなんて掠れてしまった
あなたの香水すらも思い出せないくらいに
離れた手と手と心
思い出せはしない癖に、
街中のあの香水を辿ってしまいそうになる
約束なんてしないで
「今日あう?」なんて言葉ひとつ
それ以外なくなった先に何が残るというの?
ハッピーエンドはほんの少し遠かったみたい
あなたとわたし、タイミングが違ったよね
もう2度と、あわさないとあわないタイミングのために
いたくないの
ハッピーエンドだってバッドエンドだって
どうせ終わりに向かうのに。
あなたのいない未来がバッドエンドだったとしても
あなたといるいまが寂しくて苦しいのがだめなの
だからさ、って
最後くらい強がらせて
ハッピーエンドはほんの少し遠かったみたい
あなたとわたし、タイミングが違ったよね
歩いてきた過去も価値観もなにもかも違っていて
好みひとつ合わなかった
互いを想う気持ちひとつでつながっていた
あの頃のわたしらはもういないでしょう?
だからもう、ここでさよなら。