さびれうた
これから別れを告げるなんて決意も
ゆらゆら揺らがないようにしないとな
あぁもうすでに、喉の奥がいたい
息がうまく吸えない気がする
「好きだった」というにはあまりに大きすぎる
その存在と影から隠すように視界が揺れる
まだ過去にならないだろうけれど
きっとこれが最善策といまは信じていきたい
"好き" が減るくらいじゃ足りなかった
"好き" がなくなるくらいがちょうどよかった
薄らいでいく色だけおいてって
どれだけ平気なフリをできるか、
それがキーになるから
"好き" が減るくらいじゃ足りなかった
"好き" がなくなるくらいがちょうどよかった
深夜の3%に身を委ねて
しずむ
LINEのパスワードが記念日だったなんて
きっと君は知らないから
そっと、友だちに、可愛いアピールしてみたりして
案外平気な気もするよ
"間違い"だったかなんてまだわからないだらけで
迷うばかりだけれど、
"好き" が減るくらいじゃ足りなかった
"好き" がなくなるくらいがちょうどよかった
そんなこと言えないから
きっとなんでもないふりを続けるの
もっと好きだったはずで、
だけど傷つけたのも事実で、
"価値観の相違" なんてよくある言葉つかってみたりして
どうしたらいいかわからないなりに求めたりして
求めた答がここなのか、まだ正解なのか、
わからないことが大きすぎるのよ
"好き" が減るくらいじゃ足りなかった
"好き" がなくなるくらいがちょうどよかった
少しだけ残ったものを大事に抱えてくなんて
できないよ
"好き" が途絶えればよかったのに。