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あなたがいたら楽しそうだなと思うことが溢れる
例えば、規則的で退屈な通学電車だったり、
例えば、学校に物足りなさをおぼえたときだったり、

窓から見えた夕焼けをあなたにもみてほしかったり、
風が冷たくて、でもあなたに連絡したいときだったり、

なんてことない毎日に挟まれた僕だけど
あなたとあうことに特別感を覚えていて

もう毎日のように会えるわけではないから
薄れた幸せもまた手繰り寄せて


冬が近づくことが分かるような色の街並みも
あなたといれれば温かくみえるのかな
グレー混じりな青色も
クリスマスにむけての演出も
イルミネーションに対する空虚感だって
あなたがいないからだ


景色が違って見えるくらい
あなたに左右される
なにもかもどうでもよくなるくらい
あなたに満たされる


僕はこれを恋と呼ぼう