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生きるのが下手なわたしへ。


この半年間、慢性的にずっと混乱ながら生きていたのだと、そう思えるようになった。

渦中にいる時は必死すぎて何もわからなくて、その時の最善を尽くしているつもりでも締まっていく首。詰まる呼吸。

直視できないほどにぼろぼろになった自分から目を逸らして見ないようにした。

助けてほしかったし、寂しかった。

少しでも呼吸ができるように、もがいたけど、もがいた分確実に沈んだ。

わたしは泳ぎ方を知らなかった。

でも、きっかけをもらえた。
悪化する一方の心境を落ち着かせてくれたのは、ことが収まってみれば、こんなことだったのかと呆れるほどにシンプルだった。

温かいお風呂に入る。
少しの時間でも散歩をする。風を感じる。
自分のメンテナンスをする時間を持つ。
夜は日付が変わる前にお布団に入る。

自分の救難信号を自分で無視しない。

寂しかったのは、自分で自分を無視していたから。
人じゃないよ、自分だよ。

たったこれだけ。
他にも細かいことはたくさんあるけど、
基礎は多分、ここ。

これだけだけど、とっても大事なことだった。
苦しみはある日、悪霊が祓われたように去っていった。

何も考えずにぼーっとできるのがうれしい。
空がきれいだと思える時間が愛おしい。
自分が存在することに苦しみを抱えずに眠れる夜がしあわせ。

また苦しくなる日が来たら、とりあえず馬鹿正直にやってみな。

なんとかなるよ。
大丈夫。

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