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やめ太郎が仕事を辞めて1年。オランダ移住は来年から相当難化するらしい。
昨年の12月28日に退職してからほぼ1年が経過した。
仕事を辞めて子育てに専念する。
子育ての時間は有限。
10歳になれば父なんぞ娘から見向きもされなくなる。
娘と向き合える時間はほんとうに短い。
DIE WITH ZERO=元気で体が動く間に思い出貯金を蓄える。
実行しない後悔よりも実行して失敗した後悔なら諦めがつく。
どうせ仕事を辞めて子育てに専念するのであれば海外で子育てをしよう。
どうせ海外で生活するなら世界一子供が幸せというオランダで子育てしてみよう。
そんな思想で退職してもう1年。
はやい。はやかった。
もう1年もデスクワークをしていないとは。
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そして結論として仕事を辞めてオランダに移住したことに関して後悔は全くない。
後悔のない人生を送れているということは、この選択は間違いではなかったはずだ
。
毎日の子供との触れ合いの時間は劇的に増え、一緒にお休みといって布団にはいることができる。
毎日楽しく夕食を作りながら美味しくお酒をいただいている、
けれども車通勤から自転車送迎に変わったことで体重は減少。
おまけに3年間悩まされた肩こりまですっかり消え去った。
1人で子育てして毎日悶々と生活していた嫁さんは毎日楽しそうに花屋で働いている。
何故か日本の保育園に全く馴染めなかった娘までオランダに来てから水を得た魚のように自由な環境を謳歌している。
むしろ仕事を辞めて失ったことは何だったか?
今のところ思い当たらない。
過去の海外駐在である程度現預金があったこと、
それによって数年間働かなくても暮らせる見通しがあったこと、
中古で買った戸建て住宅も、買い値同等で売却できたこと、
10年前に祖父から相続した土地にアパートを建てて不動産賃貸業をスタートしていたこと、
それにより不労所得があること、
オランダ移住のハードルが低かったこと。
それらがうまいこと合致したことがラッキーだった。
ラッキーとしか言いようがない。
どれもがひとつ欠けても移住は難しかったかもしれない。
例えば家が売れないだけでも結構な足枷になっていただろう。
そして最近嫁さんが仕入れた情報によると来年からオランダ移住(VISA取得や更新)が格段に難化するらしい。詳しいことは嫁に任せてあるので知らんけど。
我が家はラッキーなことにどうやらこのVISA更新の条件をクリアできそうだ。
これだって本当にラッキー以外の何ものでもない。
あと数年移住を決断するのが遅かったらオランダでVISA取得は困難だっただろう。
かつて、と言っても30年前くらいだけどニュージーランドの永住権は2年や3年住めば割と容易に取得できたと聞く(というか釣りの本に書いてあった)。
でも今は永住権はおろか資産1億円、英語ペラペラなどの条件をクリアしていないと移住すらできない。
ワーキングホリデーを除けばニュージーランド、カナダ、オーストラリアなど日本人に人気が高い国に移住するには高い学費を払って大学に通うのが現実的な選択肢だろう。
おそらく今後はオランダ移住のハードルもこれらの国々を追随するように段階的に難しくなっていくことだろう。
色々なラッキーとオランダで出会った優しい友人達のお陰で穏やかにこのクリスマスが迎えられていることに改めて感謝したい。
あー、お仕事したい。