ep.58 セルフ労いだって大努力賞
圧倒的高温にやられ1日が終わる頃にはバテバテだけども、そんな中でこうやって自分で淹れたコーヒーを飲む時間を持てることのありがたみを感じている。
自分で自分の機嫌をとるのも、らくじゃない。数年前のわたしに『珈琲で一息どう?』と提案したとて、「そんな余力ない!時間もない!あれば寝てたい!そうしたほうがいいのは分かってるけど!」と涙声でまくしたてていたと思う。その節はよく生きぬいてくれたよ、ほんとうに。
こんばんは。たまです。自分を愛でる生活を続けるにも努力がいるわけで。自分ももちろんだけれど、理解してくれている家族も同時に。どれも搾取することなく、その奮闘まるごとを労ってあげたいねえ、としみじみ思う今夜です。
今夜の1曲
Whitney の Valleys (My love) を。
まだまだ出会ったばかりほやほやの歌。でもはじめて耳にした瞬間から、きゅーっと胸をしめつけるような懐かしさやら恋しさやらで虜になってしまった。
Whitneyはシカゴのデュオだそう。ロードムービー、アメリカの古い車で舗装の甘い道をがたがた揺れながら走っていくような映像が浮かぶ。それゆえ、このミュージックビデオを見たときには、これまたハートを射抜かれてしまった。「これですっ!!!!」と、心の中では勢いよくスタンディングオベーション。
一方で、ぽけ〜っと聴いていたら、夏の和室がやたら浮かぶときもあるのが不思議である。西陽の差す窓際の畳、首振り扇風機、団地の子どもたちの声。SAKEROCKや「ばかのうた」の頃のお源のサウンドに通ずるものを、どこかで感じるからだろうか。
週末はこの歌をスピーカーでかけながら、畳にころがって読みかけの本を捲ってみようかな。想像しただけでいい日になりそうな予感がむんむん。ささやかな楽しみを連れてきてくれる音楽に、ありがとうの気持ち。
だめだこりゃ、な瞬間がやたらとありすぎて、夏のせいにしないと本格的にやってられなくなってきた。こんな猛暑に、起きて仕事に行ってごはんつくって…なんぞしていたら、これはもう満点大入り袋をあげなきゃいけない。えらい!とセルフハグして寝ちゃうもんね。
今週もおつかれさまでした。あなたも、わたしも。
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