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ep.52 なるべく深く息を吸えるところへ

実家に帰省しています。

今年に入ってからは初めてで、やっと帰れる!という開放感に満ちています。仕事はおやすみをいただいて、早朝の飛行機でした。

羽田空港のラウンジに、小山薫堂さんの言葉が飾られていて。旅する日本語、というプロジェクトだそう。不思議なことに、いつもそのときのわたしの気分にぴったりな言葉に出会ってしまう。

先日の島根旅のときは「萌芽ほうが」。新しい出会い、旅の始まりに弾む心とリンクして、優しい『行ってらっしゃい』を受け取った気持ち。

そして、きょうの言葉は「寧静ねいせい」。心が安らかで落ち着いていること、だそう。

思わず立ち止まって

こんばんは。たまです。ふるさとでゆっくりと、心の洗濯、してこようと思います。


ここは、小さなラジオブース、あるいは寝る前の談話室。金曜日は枕元のおとも「今夜の1曲」をお送りいたします。


今夜の1曲

Billie EilishBIRDS OF A FEATHER を。

うまく息ができない、もどかしい。
そんな水底から浮き上がっていこうとするようなエネルギーを感じる歌い出し。

だけど、バックで同じ音が繰り返されているからなのか、なかなか上がってはいけない感覚があって。切なくて苦しくて。

それがまた”今度こそ”と言わんばかりに大きな力を蓄える。そうやって、強烈な愛を歌い続けていたら、サビ部分にたどり着いたとき、大きく息が吸えるようなところにふわーーっと昇っていく。

そんな画が浮かんでくるのは、沈んでいくようにも伺える、アルバムのジャケットのせいもあるかもしれない。

ビリーちゃんの声に手を引かれれば、綺麗すぎて夢かな?って思う景色をわたしまで見せてもらえる。しあわせの境地まで浮いていける、気がしている。


実家メシが素朴で美味しくて救われます。7月のログインボーナスだ…感謝…。

今週もおつかれさまでした。あなたも、わたしも。

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