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ヒエだけ枯れる田んぼ

夏は本当に、草の成長が早い🌱

毎朝、田んぼで草取りの日々です。
微生物資材「祈土」(いのち)のおかげで
かなり草は抑えられていますが、場所によっては微生物のはたらきが活発なところと、そうでないところがあり。

この時期になるとヒエが大きくなり、厄介です。

イヌビエ

イネによく似た草で、田んぼに彼らが増えると米の収量が落ちてしまうので厄介がられ、根こそぎ引き抜かれてしまう運命の草だ。

そこでイヌビエは、イネとともに生きる知恵を3つ体得した。
一つは、イネより遅く発芽すること。
二つ目は、イネより目立たないこと。
三つ目は、イネより早くタネを実らせ、まき散らすこと。

イネより早く発芽してしまっては、田植え前に掘り起こされてしまう。
だからイネより少し遅く発芽して目立たないようにする。
成長過程でも、決してイネの背丈をこさないように少し低めに留まり、
最後はイネより素早く実を結ぶ。
稲刈り前にタネを田んぼに落としておかなければ、次の世代へ子孫を残すことができないからだ。

逆境をしたたかに生き抜くイヌビエのことを、人によっては「ずるい生き方」だと思うかもしれない。
「のびのびと人生を楽しんでいない」と感じる人もいるだろう。
だが、そのしたたかさがあったからこそ「日本の水田の伝統的な草」という地位を堂々保っているともいえる。

「自然栽培」vol.18 木村秋則/監修  農業ルネサンス「自然栽培」編集部/編  東邦出版

ところで、この暑さのせいか
あるとき
「おや?イネが枯れてる?」
と思ってよく見てみると

枯れているのはヒエのようです。

イネの根元に生えて、
イネより早く成長するやっかいなヒエ。

微生物資材「祈土」をまいた田んぼでは、
微生物の良きはたらきにより、
ヒエが退いたのでした。


ただ、この「祈土」の微生物群

「戦い」のエネルギーではない気がして。

今朝、奈保美さんとミーティング中に
「ヒエは、ずるい生き方をやめたのかもね」という話しが出ました。

自然界には善も悪もなく、
ただその法則として向かうベクトルは
「質の向上」そして、「究極の極みの極」で反転
ゼロポイントフィールド
そして、新生

「祈土」の微生物群の
「全一(ゼンイツ)」な状態の場において

ヒエはその質の向上を遂げ、
反転と新生を迎えたのではないか。

植物と微生物の間でどういうコミュニケーションがなされたのかは
定かではないけれど、

あるべき姿に進んでゆく

去年、自然農の米づくりを教えてもらってた方から、
「土地の浄化が進めばヒエや雑草は生えなくなる」
と聞きました。

確実に、土地の浄化が進んでゆく。

それにしても、イネだけ元気なんて、

やっぱり、稲は神聖な植物なのでしょう。

米づくりとは、神事なのでしょうね。

特殊肥料・微生物資材「祈土」(イノチ)
使ってみたい方はご連絡ください^_^

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