雑記録①【正欲】

11/28、自分の心が穏やかではなく荒んでいたのでなにか自分のために時間を使おうと。映画館に行ってずっと観たかった正欲を観ました。

複数の人、色々な価値観が交差する映画だったので訳わかんなくならないかなー大丈夫かしらーと思いながら鑑賞しました。そんな中、劇中でそれぞれの受け取り方があって当然なんだと大也が放つ一言によって私が思う全てが繋がったというか、気持ちが軽やかになったようなそんな不思議な感覚でした。

正欲というタイトルから、自分の正、は自分にしか理解ができない部分であって、他人の正、は逆に自分には理解できないところである。その分かり合えそうで合えない部分をお互いが押し付け合うのではなく認め合うことが、人と人との距離が遠い今の社会の中で非常に大切であって、自分の中で忘れたくない価値観が形成されました。

自分がふと押し付けている当たり前が相手にとっては全然ん?と疑問に思ってる部分なのかもしれないなーと日常生活を振り返って思いました。それを理解してくれようとしてくれる人が居ることの大切さに今の自分の状況が重なって凄く申し訳ない気持ちになったなー。

最後のシーンで、夏月が普通を押し付けられ感じた苛立ちを、自分の思う普通を伝えることによって、啓喜が自分の正を少し見直すようなきっかけになったのかなーと読み取れたあの一言が凄く心に残って、ちょっとスッキリした。

あと、神戸さんが自分の思う意見をわーーーっと言った後に自分を庇うというか逆にこんなふうにも思うよねって擁護してた感じ、あれめっちゃ共感できる喋り方だったなー。

すごくいい映画を見ることが出来た。帰ったら原作を読もう。

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