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求める写真、欲しいレンズの葛藤

はじめに

写真のモチベーションによって持ち出す機材は変わってくる。

軽快にスナップを撮りたい場合はGRiii。その小さな躯体から繰り出される絵は素晴らしく、もはやこれでいいのではという気にもなってくる。階調も好みだ。

撮影熱があり、しっかりと撮影したい場合はX-T5かα7ciiになるのだが、この選択が難しい。

X-T5の場合

持ち出すレンズは以下になりがちだ。最近だとxf35mmをf2.8まで絞ったときの程よい空気感と解像感が気に入っている。

  • xf35mm f1.4

  • sigma 56mm f1.2

その他以下のレンズも所有しているが、搭乗の機会はあまり多くない

  • tamron 18-300mm f3.5-6.3

  • sigma 18-50mm f2.8

  • xf30mm f2.8 macro

  • nokton classic 35mm f1.2

noktonで撮った銀座か日本橋の写真。マニュアルでいい感じに撮れるとM型leicaを試したくなってくる

α7ciiの場合

所有レンズが少ないため、気分で選んでいる。 かつて所有していたRX1の階調の幻影を追っていて、35mm f2のツァイスのレンズが良かったのか、SONYのフルサイズセンサーゆえの階調が良かったのかいまだに分かっていない。

  • tamron 20-40mm f2.8

  • SEL55F18Z

欲しいレンズ

最近発売された xf16-55mm f2.8のii型が小ぶりで気になっている。満足な絵が出てくるズームレンズを1個持っておきたいという気持ちと、やはり広角側16mmというのは心強い。 ただ店頭で触った感じだと初代の爆速AFほど高速ではない気がしたのが気掛かりである。まあ欲しくても在庫は無いが。

広角という点だと、sigma 10-18mm f2.8も広角ズームで面白そうだ。ただsigma 18-50mmの階調と色乗りがすこしあっさりしているので、似たような傾向なのか少し心配している。

α7ciiのEマウントだと、SEL2450Gも欲しい、tamron 20-40mm f2.8と被っているが、広角側の4mmを捨てて50mmまで行けるのはなかなか便利そうだ

写真に求めること

撮影していく中で、息を呑むような写真が撮れたと自己満足するときの共通点としては、その場の空気感が分かる、豊かな階調、である。 ボケ量としてはあまりこだわりはないが、暗部の階調の粘り強い写真はかなり好みだ。

また、撮影体験も、かなり重要でボディとしてはX-T5がお気に入りである。軍幹部のクラシカルさや、ファインダーの見やすさ、電池持ちの良さも良い。α7ciiの絵も好きではあるが、上から見た時の軍幹部のシンプルさが現代的すぎてすこし寂しく感じる。(意外と電池も持たない)

画角としては望遠が好みだったが、換算35mm程度の比較的広い範囲が映る中で開放付近で撮った時の空気感が好きだったかもしれないと思っている(RX1)


おわりに

脳内のレンズ試行錯誤に思考の大半を奪われており、何かを買って試してみるまで収まらない気もするが、入手した瞬間こんな感じかと満足する傾向もあり、難しい。

もっとカメラを構えてファインダー越しに外の世界を見るべきだと、常々思う。

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