『雑談』を後ろの席から盗み聴き EP.4「地獄のあみだくじ」を聴いて
この記事"EP.4 「地獄のあみだくじ」聴いて"を書き始めたら、思ってた以上に悩まされ、思ってた以上に長い文となってしまいました。ワタシにとっては結構重要なエピソードであったように思います…。
サクちゃんの「実験」
EP.3 に引き続いてオープニングで語られている、サクちゃんの「クリエイティブ素直(後天的な素直)になれるんじゃないかな実験」について…
『どうやって?(How?)』(=手持ちの少ないカードの中からいいと思うものを選ぶ)という今までのやり方をやめて、『何がしたいのか?(What?)』を問うということ。これって、サクちゃんができないかもって言ってた「旗を立ててそこへ向かう」やり方をちゃんとやってると思うんです。
初めから遠くに旗を立てる(『夢』を持つ)のは難しいし大変だから、まず目の前に旗を立て(目の前の問題のあるべき姿=『自分がしあわせになる[自分をしあわせにする]こと』を見つけ出し)てそこへ向かう(問題を解決する)という『ミニ夢集中システム』を発動させて試しているんだと思う。小さいことからコツコツと!(笑)
さらに言えば、ここで一番大事なのが「旗の立て方」で、サクちゃんのnote記事『諦めの呪いを、許可でとく話』の最後の方に書いてあるこの言葉の通りだと思う。
とはいえ…
「泥の絡みつく力」(自分で自分に掛けた呪いの力)は恐ろしく粘っこくて、しつこくいつまでも体にまとわりつくからねぇ…。
何度「実験」を経験しても、「泥」を完全に振り切ることは出来ないんじゃないかなと思う…。
『地獄のあみだくじ』に迷い込まないようになるためには『自覚』が大事
どの線をを選んでも、同じ「ハズレ(ある意味アタリか?笑)」に辿り着く、『地獄のあみだくじ』。
サクちゃんのこの言葉選びのセンスは最高!
で、『地獄のあみだくじ』について語るサクちゃん。
自分一人で「ループしてる・地獄のあみだくじに入ってる」ってことに気づく(自覚する)のって難しいですよね。というか、自分だけではまず気づかない、わからない。それが自分の「普通」で「当たり前」の思考方法・行動様式で、ずっとそのやり方を続けてきているんだから。
じゃあ、ワタシの『ループ』や『地獄のあみだくじ』って何なんだろうか、『自覚すべきポイント』ってなんだろうか、と考えてみた。
ワタシは、"EP.3を聴いて"のところで書いたように、『他人を信頼してはいけない』という生存戦略を取ってきた。この根底には「他人に拒絶される・嫌われる・見放されたる・見捨てらる」ということに対する強烈な『恐怖心』がある。
なぜそんなに強い恐怖心が出てくるのかというと、「拒絶される」と「悲しい・辛い・寂しい」という「負の感情」に囚われて身動きが取れなくなってしまうから。そんな状態になるのは『イヤ』だから。これを回避することすなわち「拒絶されないようにする」ことがワタシにとって最重要課題になっている、と思われる。(実は、まだ確信は持てていないんですが…。)
具体的に何をやってきたかというと、「言わなければ拒絶されないだろう」という憶測で『自分のこと・気持ち・考えを表明しない』、「近づかなければ嫌われないだろう」という憶測で『自分からは近づかない』、「嫌われて立ち去られる前に自ら立ち去ろう」という『超後ろ向き』の戦術をとってきたんだと思う。
今考えれば、これらは決して『良い手』ではないとわかるが、かつての(幼少期の?)ワタシはとても簡単・手軽なこの戦術を採用し、固く守ってきたのではいかと考えてる。なぜ簡単・手軽かというと、これなら自分だけが我慢するだけよく、他人にこうして欲しいと働きかけたり期待する必要がない。すなわち「他人を信頼する必要がないから。(あれ?もしかしてこれって再帰構造になってるのか?)
実はこうなると『孤立』することとなり、もともと『イヤ』だと感じ回避したかった「寂しい」状態になってしまう。ところが自分から関わることをしなかったり、立ち去ったりしているので、『拒絶される恐怖』からは逃れられているので、「(拒絶されて)寂しい」というわけではないという「ごまかし」を信じ込んでしまう。(本当は「寂しい」はず。)
次第にこの「ごまかし」の状態が自分にとっての「普通」・「当たり前」になっていき、自分は「ひとりでできるもん!」や「寂しくないもん!」と信じ込んでいく…。
最終的に、「ほら、他人を信頼しなくても大丈夫でしょ?」という生存戦略を強化していくことになる。
フローチャート風にまとめると、こんな『地獄のループ(あみだくじ)』が見えてくる。
①「他人を信頼しても良いことはない」という原体験をする
(ワタシには具体的な記憶はない)
↓
②他人を信頼してはいけないという生存戦略を採用する
↓
③他人を信頼していないから自分を伝えることをしない、
自分から近づかない、自分から離れるという手段をとる
↓
④他人からは「(ワタシの)姿」が見えないので信用されない
↓
⑤孤立する
[泥に嵌る]
↓
⑥拒否されて孤立したわけではないから
「寂しくないもん!」というごまかしで自分を騙す
[気持ち悪いが、浮力があるので泥の中に居られる]
↓
⑦ごまかしに慣れる
[泥の中にいることに慣れる]
↓
⑧心の平安は保たれていると信じている
(実は誤魔化しているだけだが)ので
「人を信頼しなくてもヨシ!」は間違っていない
と初期設定の生存戦略が強化される
[泥から出なくてもいいじゃん!]
↓
③へ戻る
ここでよく考えると、①②は(幼い自分には避けることは無理だったと思われるので)しょうがなかったことだけれども、自分で選んだ手段である③と⑥が『良い手(*)』ではないことがわかる。
②で採用した「他人を信頼してはいけない」という生存戦略を変えられれば一番良いのですが、心理的拘束が結構キツくなかなか抜けられない。この「呪い」を解く「許可」ってなんだろう?
一方で、③と⑥の選択を意識して変えれば地獄のループ・あみだくじを突破できそうではある。(が、こっちもなかなか難しいなぁ…。)
一応自分の地獄のループ・あみだくじについて「自覚」できたと思うので、5度ずつ向きを変えながら試してみて、ちゃんと抜け出せるように慣れるといいなぁ…
(* :「良い手・悪い手」についてはEP.6やEP.7で出てくるので、そちらで何かかけたらと思います。)
これ書いて正直疲れました。頭の中でいろんなことがグルグルしすぎた。(苦笑)
ブルトーザー型と省エネ型
スーさんとサクちゃんが神社に参拝した時のエピソード。(10分33秒くらいから)聴いてると、スーさーんとサクちゃんの後ろ姿がありありと頭に浮かび、何度聞いても大爆笑してる。
楽しいエピソードでした。(え?この項目で書くのはそれだけ?笑)
サクちゃんの「強さ」とは?
「サクちゃんの強さっで何?」をワタシなりに考えてみた。
パッと思いついたのが、サクちゃんて桃の果実みたい、ってこと。
表面には産毛がポワポワと生えていて(外見とか話を聞いた印象)、柔らかい果肉(エネルギーレベルが低くて地味に体調不良の体)に包まれいるけれど、その中心には硬い種(信念・信条)がある、みたいな。桃としてはちゃんと美味しそうだし。(笑)
配信を聴いてる限りでワタシが勝手に考えたことだけど、サクちゃんの信念・信条はこんな感じ。
①「イヤなんだけど」という嫌悪感情を積極的に認め
②「で?(どうありたいのか?)」という欲求の根本を問う強い思いがあり
③「ホントかな?」という疑う力が効果的に発揮され
④「しつこく考える」という考えることに対する粘り強さがある
という4点セットがそれなんじゃないかな。
とまあ、こんなふうに勝手に推察してみました…。
時間がループする映画
「時間がループする映画」と聞いて真っ先に思い出した作品があるので紹介したいな、と思って。
「リバー、流れないでよ」という作品(2023年公開)。
京都の貴船にあるとある料理旅館で起きる「繰り返す2分間のループ」のドタバタ劇。
ワタシは劇場でこの映画を観単ですが、大変楽しめました。2分間のループという設定がなかなか面白かったです。
(この映画、配信には上がっていないようですが、Blu-rayディスクで発売されています。)
この記事の『地獄のあみだくじに…』の項目を書くにあたって、相当脳味噌をぶん回して、下書き(手書きメモを含む)を何度も何ページも書いて、ようやくまとめることができました。まだ、充分に解ったとは言えない気もしますが、少なくとも糸口は掴めたんじゃないかな、と思ってます。
noteの機能”ルビを振る”技を覚えました!(笑)
こっそりと記事タイトルを
『雑談』を後ろの席で盗み聞き
から
『雑談』を後ろの席で盗み聴き
に変更しました...
後半に付けているサブタイトル部分で”EP.〜を聴いて”と”聴”の字を使いたかったので、本タイトルの"ぬすみぎぎ"の部分も文字を統一することにしました。自分で見ていて気持ち悪かったんで...(笑)
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