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息子から学んだ、行動する勇気と自分を認める力

マラソン大会の思い出

先日、幼稚園の恒例行事であるマラソン大会を見に行きました。園庭を一周した後、その外周を一周するというシンプルな大会ですが、普段インドアで過ごしている私たち親子にとって、外で活発に走る子どもたちを見るのは新鮮でした。順位やタイムを気にせず、ただ子どもたちを見守ろうと思っていました。

子どもたちの姿に感じたこと

走っている子どもたちの姿は本当にさまざまで、足が速い子、転んでも立ち上がり泣きながら走り続ける子、途中で歩いている子、いろんな子がいました。でも、どの子もそれぞれに素敵だなと思い、ただひたすら「頑張れ!」と応援していました。

その時、ふと思ったことがあります。「どうして私は、他の子どもたちにはこんなに簡単に承認や応援ができるのに、自分にはそれができないんだろう?」と

自分への認め方

私は、他人に認められないと自分の価値がないと感じたり、頑張りを褒めてもらわないと価値がないと思い込んでいました。また、できている自分を当たり前だと思い、できていない自分を見つけると自己批判ばかりしてしまうことに気づきました。

自分を認めることがとても苦手で、できている自分を認めると成長がないように感じ、できていない自分を認めるとそのことに苦しみたくなくて、引きこもりたくなることもありました。でも、子どもたちが頑張る姿を見て、「自分を認めることはそんなに苦しいことではなく、むしろ楽になることなんだ」と気づきました。

息子から学んだ「楽しむこと」

息子のマラソンを見て、私は彼から大切なことを学びました。最初、息子はビリでした。私は普段、行動するのが遅く、その部分が息子に引き継がれているように感じていました。そんな姿を見ながら、少し微笑ましく思い、見守っていたのです。

しかし、息子は私が見ていない間に、数人を抜かしてゴールしました。この出来事を通じて、息子が私に教えてくれたことがあるように感じました。私は絵本作家になりたいと思っているのですが、絵を描く自信がなく、結果が出なかったらどうしようという恐怖から、絵を描くことを避けていました。そんな中で、少しずつ詩やブログを投稿し、自分を表現することに挑戦してきましたが、心の中ではまだ「結果が出なかったらどうしよう」という恐れを抱いている自分に気づきました。

息子のマラソンを見て、彼が私にこう言っているような気がしました。「何をためらっているの?ただ楽しく絵を描けばいいんだよ。僕みたいに、最初はビリだったけど、結果は違ったでしょ?他人と比較して、劣っているとか年齢のことを気にしている時間がもったいないよ。ただ描けばいいんだよ。」

息子は順位に関係なく、ただ走ることを楽しんでいました。その姿から、私も絵を描くことを楽しむべきだと気づきました。

絵を描くことへの決意

これからは、他人と比べることなく、自分のペースで少しずつ絵に向き合い、楽しんで描いていこうと思います。何を始めるのも遅すぎることはないし、今この瞬間が大切だということを、息子に教えてもらいました。

私も、息子と同じようにただ絵を描くことを楽しんで、これからの自分を少しずつ認めていこうと思います。


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