女性性と望みに気づいた話
ある人がSNS配信で、今は女性性の開花がテーマだと言っていた。
どうやって開花させるのかというと、「女性性の望みを叶える」ことが必要らしい。
エゴでもなんでもいいから、欲しいなー、食べたいなー、かわいいなー、etc.
わくわくしたり、ときめくものを望んで、それを叶える。
役に立つかどうかは気にしない。無駄かどうかなんて気にしない。
ただときめくから。
ただ好きだから。
そういう、ときめきやよろこびを感じるところが女性性なのだと。
そんな話を聞いて、自分の望みを叶える前に望みに気づく、望みを認めることが大切だと最近気づいたことを思い出した。
先月のこと。
とあるファッションビルをふらふらしていた時、あるお店が目に入った。
わりとどこでも見かけるブランドで、とっても女性らしいファッションのお店。
ふだんのわたしなら気持ち遠巻きにして通り過ぎるんだけど(わたしのテイストとかけ離れていて)
その日も遠巻きに見つつ、すごく気になる洋服があることに気づいた。
オフショルダーのニットに、チュールスカート。
ぜっったい着ないやつだし、その日のわたしもどちらかといえば避けたいようなそわそわする感覚を味わってた。
でも、なんでこんなにそわそわするんだろう。
なにを避けたいんだろう、なにが怖いんだろう。
恐れのなかに望みが隠れているのだとしたら、わたしはなにを望んでいるんだろう。
そう考えて、たどり着いた答えが、 「あの服が着てみたい」 だった。
あの服が着てみたいけど、お店の人や周りの人に笑われるんじゃないか、それが怖いんだ!と気づいた。
本当にびっくりした。
まさかあんなに女っぽさマックスな服を着たいと思ってるなんて今まで考えたこともなかったから。
そこでわたしはめちゃくちゃ勇気を出して入店して、ハンガーにかかったその服に触れてみた。
はじめはすごく緊張したけど、「素敵だなぁ…」「着てみたいなぁ…」というときめきを思いっきり味わった。
さすがに試着するほどの勇気はまだ出なかったけど、
お店に入って服を手に取ってくれただけでも、わたしはわたしにありがとうを100回言いたいくらいうれしかった。
望みに気づいてくれてありがとう
その望みを否定しないでいてくれてありがとう
勇気を出してくれてありがとう
そんな気持ちだった。
こうやって一歩ずつ自分と仲良くなって、女性性を引き出せたらいいなって思った出来事。