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「レンタススペース森と小屋」 例えば、こんな使い方をしたら楽しめますよ!そんな使い方の例をいくつかご紹介します。
先日、夫婦でこの森を買った。 広さは74,000㎡、東京ドーム約1.6個分。 電気もガスも水道もない。 この森をこれからどうするのか、未来の人に残すとはどういうことなのか、 それを周囲の人に説明する気はほとんどなかった。 ビジョンを語ったり、目標を掲げてアピールしたり、そういうことをするより前に「思ったら淡々とやる」が性に合うからだ。 自分の内側の声を拾い上げるのも、誰かと語り合っていると聞き取れなくなり立ち止まってしまうから、一人で黙々と考え結論を出す方が良い。 それだから
根雪とは、冬の間ずっと地面に残り続ける(春が来るまで解けずに残る)雪のことを指しますが、昨日から降り続いた雪はこのまま解けずに根雪になりそうな印象です。 森の中もこれから徐々に白銀の世界へと移り変わります。 厳冬期にはこの画像で見えているササも全て雪の下です。 田んぼにも雪が降り積もり、そこで落穂をついばみながら一時的に過ごしていたハクチョウたちも、そろそろ南下する頃合いです。 雪に覆われ隠れてしまうものもあれば、見えていなかったものが見えてくる世界でもあります。 個人
レンタルスペース森と小屋では、この空間をゲストに時間貸しをすることで収益を得る事業体ですが、そこで果たす役割は一つではないと思っています。 森と小屋の理念は、この森の生物多様を保全しながらそれを次世代に残すもの、が一番にありますが、その副産物として、自然に携わる仕事に就く若手を経済的に応援することがあります。 先日の記事で、危険木の処理について書きましたが、これらは全て私たちが行っているわけではありません。 素人に近い私たちが手を出しにくい危険木やどうしても手が回らない仕事
レンタルスペース森と小屋では、生物多様を大事にする観点から、立ち枯れた木や倒れた木というものをそのままにしておく方針をとっています。なぜかというと、そうした木は、キツツキや昆虫、菌類、さまざまな生き物が活用するから。そのお陰か、アカゲラに設備の一部を破壊されたんですけどね。→その様子 でも、人の出入りがある場所ではいつどの方向に倒れてくるとも分からないものを放置するのは危険ですので、適宜伐倒して安全管理をしています。 倒した後は、状態にもよりますが有効に活用すべく玉切り(決め
10月になってから慌てるように作っていたカレンダー。 ところが、PCの調子が少しずつ怪しくなり、嫌な予感がして更に急いで入稿した後、遂にPCは入院が必要となり工場送りとなりました。つらい・・・。 先日のトレイルカメラ・アカゲラ襲撃事件といい、メカ関係の故障が相次ぐ不穏な空気が漂う仕事場です。 さて、こちらのカレンダー、デザインや写真、言葉、色使い、作ってみてやはりいろいろと勉強になりました。デジタルデータを扱うための専門的な知識と色彩や言葉選びといった感性の両立、容易じゃなか
北海道旭川市、昨年10月に森の中に小屋を建て、それから森の様子を観察し続けています。この森にはいったいどんな生き物がいるのか?北海道なので種類は知れていますが、その実態を把握すべく今年の2月からトレイルカメラを森の中に設置しています。映りこむ生き物はやはり見知った者たちで、エゾユキウサギ、エゾタヌキ、キタキツネ、エゾシカ、アライグマ、エゾリス、ゴジュウカラ(?)、タテハチョウ科の何か、アカゲラなど。私にとっては、見知った者たちではありますが、その姿を映像で見られるのは楽しいも
旭川の日の入り時刻は16:25。 日が暮れるのが早くなりました。 この時間まで小屋で仕事をしていると、森の方から甲高い声が聞こえてきます。これはラッティングコールと言って、繁殖シーズンにオスが縄張りの主張と求愛のために発する鳴き声です。 この事を知らずに耳にすると、女の人が森で襲われ悲鳴を上げているように聞こえなくもないので、暗闇も相まって結構恐ろしい感情を抱くかもしれませんね。 ↑画像をクリックすると音声を聞くことができますが、やや遠い場所からの声だったので音が小さいかもし
本格的な薪ストーブシーズンを前に、慣らし運転をしています。室内はじっくりじわじわ暖まります。
森に付けているトレイルカメラ、昨年の冬から設置して今までに映ったものは、キタキツネ、エゾタヌキ、エゾユキウサギ、アライグマ、ゴジュウカラ?の5種でした。 そして、この日はエゾリスも仲間入り。 安価なトレイルカメラなので解像度は良くありませんが、どうやら地面に埋めた物を掘り出して食べている模様。秋口からこの辺りを走り回る姿をよく見ているので同一個体かと思います。 この森にオニグルミは多くないのですが、どこからか集めてくるようで、このトレイルカメラを設置している付近の木材を片付
誰にも気兼ねなく火遊びができる「焚き火スペース」があるのだから、色々な活用をしてみよう!ということで、今回は燻製づくりに挑戦です。 用意したのはSOTOの燻製鍋とヒッコリーのチップ。 食材はコンビニで手軽に買えるもので準備。 ウィンナー、カマンベールチーズ、うずらの卵の3点にしてみました。 初めての燻製づくりなので勝手がわかりません。 チップの量はこれで良いのか?具材はこの量で良いのか?火加減は? 疑問は尽きませんが、まあ失敗してもいいじゃないか初めてなんだし、ということ
みなさんInstagramやっていますか? 私は月一で投稿する程度にやっています。 なんで月一なのって、それ以上に時間が割けないから(笑) やり始めた当初は、自然の中で目に付いたものを手当たり次第に上げていたのですが、その内に、X(旧Twitter)やFacebook(今はもうやってない)、ブログとの使い分けがしたくなり、自然の中からインスピレーションを感じた画像をギャラリー風に投稿してみようと路線変更。それからは、あらゆる場面で印象を受ける季節感や色彩を大事に、月一でひっそ
北海道でのミズナラのドングリ、昨年は、不作or凶作(ほとんど実がならない)だったのに対して、今年は平年並みor不作という調査結果が出たようです。「レンタルスペース森と小屋」の森では、昨年も今年もよく実が成っていて「豊作」な状態です。 地面に落ちたドングリは、その年に根を出すものと翌年に根を出すものと二種類ありますが、ミズナラはその年に発根します。これだけ落ちてればいつまでも残るんじゃない?なんて思っていると、クマやネズミ、リス、カケスといった森の生き物たちが食べたり運んだりし
レンタルスペース森と小屋は、周囲を水田に囲まれた山裾の森の中にあります。そんな森から出てすぐの水田脇に、この日はビンズイの集団がやってきていました。特別珍しい鳥というわけではありませんが、この周辺ではこれまで見なかった種類です。おそらく、季節移動の途中なのでしょう。 農村地帯なので、トビも珍しい鳥では決してありませんが、このように集団で上昇気流に乗って旋回している姿を見るのは、昨年の冬からこの地域を見てきた感想としては初めて。 北海道にいるすべてのトビが海を渡って行くわけで
内陸に位置する旭川は寒暖の差が激しい土地です。ここ数週間でその差は日増しに強くなり、木々の紅葉をせかすかの如く今朝も気温は9℃と涼しい朝を迎えました。(日中の気温は20℃近いです) レンタルスペースの森に入ると、目線よりやや高い背丈のヤマウルシが紅葉し始めているのが目に入ります。この森で一番を競う速さで色づく樹種です。 ヤマウルシに負けないくらいこちらの黄葉も進んでいます。 この森のシンボルツリー、ヤチダモです。 そんなヤチダモの周囲でユキムシ(雪虫)が飛んでいました。
「レンタルスペース森と小屋」の森の方、大きさは全部で約7.4ha(東京ドーム約1.6個分)になりますが、その一部に全長800mほどの遊歩道を作りました。ぐるっと一周歩けるコースの途中にショートカットルートを設けたシンプルな作りです。枝道はないので地図がなくても迷うことはありません。 森には定期的に見回りに入り、小屋の防犯カメラやトレイルカメラをチェックして、ヒグマの痕跡がないことを確認していますが、山続きの土地になりますので、クマ鈴は携行するようにしてください。小屋の棚に虫
レンタルスペース森と小屋、広々としたウッドデッキには天気が良ければロッキングチェアを出すことができます。 このロッキングチェア、中古で入手した当初は脚のボルトが緩んでいて、さらに塗装は所々剥げていて、まあまあ年季の入った状態でした。それを地元の工房に依頼してカチッとピカピカに直してもらっています。よって座り心地、見た目ともに抜群です。 今回は、日向ぼっこをしながら「読書の秋」をご紹介します。 小屋には自然に関連する専門書や図鑑、エッセイ、雑誌、児童書、といったマニアックなも