散文詩「苦杯」5杯目

止まらない妄想を頭の中で繰り返す
意味がないことは分かっている

だが私の脳は自動でこの作業を行い続ける
恐らくこれが、今この瞬間の私を保つ唯一の方法だからだろう

この妄想が無くなると現実と向き合わないといけない
現実は私を粉々に砕いてしまう

脳よ、少しでも長く続けてくれ
出来れば眠りにつくまで

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