幼稚園のお友達が怖い。3歳の息子が乗り越えるまで
こんにちは、なみです🌼
これは、渡仏して幼稚園に通い始め2ヶ月経ったころの出来事です。
泣かずに登園するようになり、幼稚園での生活も慣れてきたかな?と思ったころ、幼稚園からの帰り道「赤いお兄ちゃん(赤いタブリエのお兄ちゃん)がぼんってするから行きたくない」というように。
息子は、慎重派で公園でママのそばでまずはじっくり観察から入るタイプで、その当時はフランス語でのコミュニケーションも難しいし状況説明もできるけど十分じゃない状況。お兄ちゃんに嫌なことをされたら「ノー!」もしくは「やめて!」と、日本語でも良いから言うように伝え、ひとまずは、子ども同士のやり取りの中で起こったことかと思い様子をみていました。
ある日、滑り台でぼんってお腹を押してきたという話を聞いて、危険度の判断から先生に伝えることに決めました。
まず、先生が把握しているかどうかは目が行き届いている基準だと思いお伝えすると
「どの子のことを言っているかわかる。K(息子)が笑顔かどうかをみて判断していて、よくない状況になったら止める。Kには嫌だと思ったらすぐに私のところに来るように伝えている」
とのことだったので
なので、「私は先生の判断と対応を信じています」とお伝えしました。
まだ先生との信頼関係がそこまであるわけではないこと、3歳になったばかりの息子のおしゃべりが完全ではないこともあり、なんと先生にお伝えするか慎重でした。
お伝えする際は、
・息子が話しているままの状況を伝える
・男の子同士の遊びの延長だということに対する理解を伝える
・一方で、遊びをこえて、けんかやいじわるに発展していないか(もしくは、最悪のパターンで人種差別的なことになっていないかなど)の判断をお願いする
ような形でお伝えしました。
それから息子は「バンってされたら、メートルトーマ(トーマ先生)のところに行って、メートルトーマがお兄ちゃんにダメしょ!っていって、お兄ちゃん泣いたの」というようになり、それでもしばらく続いて、毎回先生と話をしたり連絡帳に書いたり、様子を聞いて、半年経つと、対等に遊べるようになったのか、赤いお兄ちゃんもうボンってしなくなってもう意地悪してこないよというようになりました。
色々な気を揉み、半年。長かったです。
ちなみに、先生にお伝えしたタイミングで赤いお兄ちゃんの下校の際に私と夫で迎えに行っている時が重なり、息子が「あのお兄ちゃん!」と指をさすので、あのお兄ちゃんだね、そんなことしたらダメだね!!と、日本語の会話をしながら、「見てるよ」という無言の圧を親2人でかけました。笑
一つ上のお兄ちゃんだったこともあり、自分が悪いことをしているという認識があったようでバツの悪そうな顔をしていました。
もちろん、そのお子さんの保護者の方にいうことも迷いましたが、全く面識のない保護者の方で、感覚の違いがどこまであるかわからず、保護者の方が息子さんを擁護する気持ちが強すぎると、先生との連携が難しいなと思いひとまずいうのを思いとどまりました。
今でもお友達がほっぺをギュッて触ってきて嫌だ!というような話をすることがたまにありますが、怖いとは言わなくなりました。
1番近くにいる先生たち、そして他にできたお友達、親がみんな味方なんだと思えたのがKにとっては怖いという気持ちがなくなった大きな要因なのではないかなと感じています。
日本でも海外でも関係なく、子どもが初めて社会に出て、対等にお友達と関係性を築いていく過程は、気を揉むことも多くなっていくのかと思います。その際、親がどのくらい、そしてどのタイミングで関与していくべきなのかをその都度考えて関わっていこうと改めて感じた出来事でした。
それでは
À bientôt🫶🏻