『イカスミパスタ』
今回は、メディアについて話していきたいと思います。
私は高校で放送部に所属しています。
そんなこともあり、ラジオ局やテレビ局の方とご一緒させていただく機会があります。
また、番組制作も行っているので、簡単ではありますが、だいたいのプロセスを知っているつもりです。
だからこそ、今回は声を大にして言いたいことがあります。
メディアが気にしていること、それは「数字」です。俗に言う、視聴率ってやつです。
それを取るためにはどうしたらいいのか?
視聴者が惹きつけられる話題を探し放送する。
たったこれだけです。
ただ、それがなかなか上手くいかないのが現状です。
そこで、ドラマティックに演出したり、そのテーマについての良い所(悪い所)の一部を切り取って放送することもあるのです。
だからこそ、取材された人が思っていたものとは違った形で編集されて放送されてしまうこともよくあるのです。
それって、どうなんでしょうか?
ということをテーマとしたテレビドラマを昨年、高校生が制作しました。
愛媛県立新居浜西高等学校の『イカスミパスタ』という作品です。
【制作意図より】
このドラマの主人公には、視覚障がい者の妹がいる。「障がい者=頑張っている、感動」というイメージを持っている人もいて、視覚障がい者と過ごす日常には特別な感動があったり、特別視されるものだという先入観につい捉われがちである。主人公とその妹の姿を通して、障がいの有無にかかわらず、支えたり支えられたりするのが当たり前の関係だということを伝えたくてこの番組を制作した。
この作品は、第66回NHK杯全国高校放送コンテストで優秀賞(第3位)を受賞しました。
ぜひご覧ください。
この作品によって、みなさんがメディアが与える情報について、そして、他人を特別視するのではなく個々として尊重することについて考えてもらえるきっかけになればと思います。
今日も最後までご覧いただき、ありがとうございました。では、また次回。
P.S.イカスミパスタの写真が用意できず、色鮮やかなパスタになっています。すみません。
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