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アニメ ダイの大冒険 第33話の内容をガッツリ教えます

サブタイトル「 ザボエラの奇策 」

前回、大魔王バーンに追い込まれたハドラーは妖魔司教ザボエラと共にダイ達抹殺のため動き出します。

魔王軍の総力を結集して一大攻勢をかけようとするハドラーに対し、ザボエラは「 正攻法では勝てませぬ。策謀をもって暗殺するのが得策 」と進言します。


一方、ダイ達はバランとの死闘により全員疲れきり、森の中にある小さな小屋で傷ついた身体を休めていました。

しかし、まだ全ての戦いは終わっていません。

バランを退けましたが、まだ他にも魔王軍はいます。この状態で襲われたらひとたまりもないと危惧したヒュンケルは、ダメージが残る包帯が巻かれた体で槍を取り外に行こうとしました。

そこにポップが現れ「 半死人は静かに寝てろよ。見張りならこの俺に任せときなって 」と言います。

ダイは「 俺たちが半死人ならポップはホントかな死人だったじゃないか。いちばん静かに寝てなきゃいけないはずだろ 」と返します。

しかし、ポップはやられる前よりも体の調子が良いと言い、花びらに魔法で穴を穿ちました。

クロコダインは「 よほど魔法力が一点に集中していないとこれはできん 」と驚きます。

現状で一番戦えるのはポップであるとヒュンケルも認めたため、ポップは小屋の外でゴメちゃんと共に見張りにつきました。

ヒュンケルは「 古来より伝説のドラゴンの血を飲んだ人間は不死身の力を得るというが、バランの血の影響で、ポップの体は以前より強靭になったのかもしれない 」と推察しました。

ダイ「 じゃあ、俺の血を飲んだらみんな強くなるのかな? 」

クロコダインは笑って「 お前は人間の血のほうが濃いとバランが言っていたぞ 」と返しました。

ダイは「 もしそんな力があったらみんなを死なせずに済むと思ったのにな 」とふてくされました。

ヒュンケルは「 安心しろ。俺たちはそう簡単には死なない。無論、ポップもな 」と伝えました。


小屋の外に出たポップは実はそこまで回復していた訳ではなく、胸を押さえて苦しそうにしていました。

しかし、無理してでもみんなの役に立たなきゃと見張り役をかってでたのです。

その姿を木陰で見ていたメルルは、これ以上無茶はしないでと思いました。

その時です、木が擦れる物音がしました。

ポップは物音がする方へ「 誰だ!出てきやがれ! 」と言い、身構えると

「 きつそうだね。手伝ってあげようか? 」と聞き慣れた声がしました。

物音の正体はマァムでした。

武術の修行はどうした?成果はバッチリか?とポップが尋ねると、マァムは「 みんなが心配だから途中で切り上げてきた 」と答えます。

ポップはマァムがやりかけてたことを途中で投げ出したことに疑問を感じました。

メルルはマァムを見て『 あの人なんだか嫌な感じ。なんか禍々しい気がする 』と感じましたが、すぐに、マァムに嫉妬しているのだと考え直しその場から離れました。

疑問を感じたポップに対し、マァムは「 どうかした? 」と問いますが、ポップは「 なんでもない。それよりダイ達に早く会いに行こうぜ。みんな驚くぞ 」と小屋に向かって歩き出しました。

マァムはポップの手を掴み「 みんな戦い疲れて眠っているんでしょ?起こさない方がいいわ。それに、もう少しこのままでいたい 」と誘惑しました。

ポップは甘い香がすることに気付きましたが、頭がボ〜ッとしてしまいました。

いい雰囲気の二人

ポップの首に手を回したマァムはキスをする素振りを見せながら「 おやすみ 」と言い、首に爪を立てました。

そうです。マァムの正体はザボエラでした。

見張りがポップだったのでモシャス( 擬態呪文 )でマァムに化けていました。

首に爪を立てられたポップは身体が動かなくなりました。

ザボエラは神経毒を爪から流し込んだのです。

〔 猛毒一発で仕留めちゃえばいいのにと思ったあなた。ツッコミ厳禁ですよ 〕

更に、眠りの魔香気( まこうき )を放出していたため、ダイ達は全員海よりも深い眠りについてしまいました。

寝ていれば容易に暗殺できます。

魔香気の効果が薄かったポップにとどめを刺そうとザボエラは手を振り上げると、その手が炎に包まれました。

「 薄汚い手でソイツに触るんじゃねえ 」

上空からマトリフが呪文で攻撃したのです。

地面に転がっているポップに対し、「 ばかやろう。騙し討ちをくらったな。洞察力が足らない証拠だ 」
「 魔法使いは常にパーティーで一番クールでなきゃならない 」と教えました。


マトリフとハドラーの呪文対決が始まりました。

マトリフはベギラマ( 閃熱系呪文 )を使いながら同時にキアリー( 解毒呪文 )を使いました。

二つの呪文を同時に使えるのは大魔導師マトリフくらいでしょう。

驚くハドラーは更に強力な呪文 ベギラゴン( 閃熱系呪文 )を唱えました。

マトリフもベギラゴンで対抗します。

マトリフのベギラゴンはハドラーのベギラゴンを押し返します。

ハドラーはザボエラに加勢するよう命令すると、ザボエラはベギラマを唱えました。

ハドラー達の魔法力はマトリフの魔法力と互角の勝負をしていましたが、マトリフは徐々に押されだしました。

自称人間界最強の大魔導師ですが、100歳近いマトリフは呪文のパワーに身体がついていきません。

このままではマトリフもやられてしまいます。

ザボエラの毒により大声が出せないポップは心の中でダイに助けを求めました。

ザボエラの魔香気により深い眠りについているダイ、ヒュンケル、クロコダイン、レオナ

マトリフも限界が近い絶体絶命の状況


そこに現れたのは右手に紋章を輝かせたダイでした。


ハドラーのベギラゴンとザボエラのベギラマを右手で受け止め、自分のベギラマを加えて跳ね返しました。

俺はもう絶対に仲間は死なせたりするもんか!


ハドラーとザボエラの奇襲を見事に返り討ちできたダイ達。


ルーラでギリギリ脱出したザボエラは、ハドラーを見かぎり他の軍団長に取り入ろうかと呟きました。

それを聞いていたハドラーは、俺とお前は一蓮托生。他の者に取り入るなら俺がお前を殺す!と脅しました。

大ダメージを受け、瀕死の状態になっているハドラー。大魔王様から頂いた身体ではもはやダイ達の成長速度に追いつかない。もっと強い身体が必要なため自分をザボエラが密かに行っている超魔生物の研究を俺のために使えと命令しました。


一方、ダイ達は、マトリフが探し出してきたアバン先生が書いた直筆のアバンの書を読み、各々の使命を全うする決意を抱くのでした。


次回「ロモス武術大会」

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