私のお店 パート2
今回は看護師のお話
看護師は色々な物を持ち歩いております。
小さなポーチやポケットに聴診器、時計、ハサミ、テープ、ボールペン、メモ帳、印鑑、消毒液、などなどなど
たまにゴミも入っています。
色々な物が入っているなんて「魔法のカバン見たいね」(ラピュタのシータ風に)
ドラえもんのポケットの方だったりして。
そんな色々な物を持ち歩いているわけですから、当然色々な物を置き去りにすることがあります。
「あれ?聴診器どこやった?」
これは日常茶飯事。
そんな時によく「商売道具どこに忘れてきた」と返されることがあります。
看護師にとって聴診器や色々持ち歩いている物は商売道具なのです。
売っているわけではなく、それを使って仕事をしているのです。
患者さんの胸やお腹の音を聴くのに聴診器を使い、頭で整理して忘れなければいいのですが、忘れても大丈夫なようにメモ帳があります。
ちょっとガーゼが剥がれてますねなんて時にテープで固定します。
今何時?
そうねだいたいね
これではきちんとした看護記録を書けないため、時計でいついつに何があった、何をやったときちんとした時間を確認します。
また、患者さんの1分間での脈拍や呼吸の回数を測定する時や、点滴などの滴下数を合わせる時に使います。
デジタル式ではなく、アナログな針のある時計を使っているのは秒数を合わせやすいためです。
1人の患者さんの処置が終わったら消毒、何かする前に消毒
一処置一消毒とし、感染の防止に努めております。
記録を書いたら印鑑。
提出物に印鑑。
ゴミが落ちていて、ゴミを踏んで滑って転んでと事故につながらないようにとゴミを拾い、すぐに捨てられずにポケットに。
これら持ち歩いている物は自分以外の人も使える道具です。
ですが、私は看護師の本当の商売道具は
他の人が使う事が出来ない今まで学んできたもの、経験し培ってきた知識と技術こそがその人の商売道具であり、価値のあるものだと思うのです。
時には品不足(知識不足)に陥ることもありますが、補充(勉強)することでお客様(患者さん)に満足してもらえ、お店の拡大が出来ると思います。
つまり、看護師自身が商売道具であり、お店になりうるということです。
看護師にとっての私のお店とは私自身
お店=自分
商品=知識と技術
本日もお付き合い頂きありがとうございました。
またのご来店心よりお待ちしております。
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