介護崩壊

以前、医療崩壊について述べましたが、今回は介護現場での介護崩壊についてのお話。

新型コロナウイルスに感染した患者さんが施設にいる場合、患者さんだけでなく看護師や介護士も感染のリスクがあります。

病院では看護師の人数によりベッド数(患者さんの人数)が決まるため、人員不足になることはありません。

しかし、介護施設は職員の人数によりベッド数を決める事ができません。
100床の施設だから職員数が34人以上いなければならないとか、そういう決まりもなく、職員数が30人でも25人でも100床なら100床すべて使用しているの施設がほとんどです。

人員不足でも食事介助や排泄介助、入浴介助などをしなければならない。

しかし、感染者が出た場合、少ない職員数で最低限のケアを提供しなければならない。

最低限のケアは食事と排泄の介助と考えます。

これを100床なら100人分を感染していない職員で対応しなければならない。

家に帰れないから車で寝るとかのレベルではなく、施設にて寝泊まりをしながら働かなければならないでしょう。

私の働く施設でもしコロナが出たとした時、高齢や心臓や肺、腎臓、糖尿病、免疫力が低下、妊娠しているなどの重症化しやすい人は出勤停止とすると、働ける人は半数に減ってしまう。

日勤帯を10人くらい、夜勤を5人でまわしているが、働ける人が半数になったとすると休みは誰もいなくなる。

日勤が終わったから帰ることができるかもしれないが、それは働けると予想した人達が誰も感染していなければの話。

働けると予想した人が感染したら帰ることが出来なくなる。

仕事の合間にちょこちょこ休みながら働かなければならなくなる。

現に、介護施設で感染者が出ている所は2週間泊まり込みで仕事をしているとか。

施設で重症化してもコロナだと救急の受け入れはしないと病院からお知らせが来ている。

介護施設では簡単な点滴と酸素吸入しか出来ない。

どないせいっちゅうねん!


病院で働く職員だけでなく、介護施設で働く職員も大変なことになっていることを考えて欲しい。

外出自粛頑張りましょう。






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