駐在員の心得『健康第一』#1ドライノーズとの戦い
2019年の11月、駐在を開始して先輩駐在員に駐在員の極意を聞いたら、「仕事は置いても安全、健康第一!」と返ってきました。当時は、「え!?当然体調管理気を付けるし、わかってるよ!もっとマインドセット的なものはないの…?」と思いましたが、今となっては私も「安全、健康第一」と答えるかな、と思います。
「中国に行くと鼻毛が伸びる」!?
中国赴任が決まり、いろいろな都市伝説を聞きましたが、聞いて一番なんじゃそりゃ!と突っ込みたくなったのがこれです。笑
ただ、理由としては「空気の綺麗でない中国で、体を守るための防衛本能として鼻毛が伸びる」ということだったので、確かに可能性はあるかなぁと思ったものでした。もともとの鼻毛の長さを計ったことがないので検証できずですが、コロナ禍での再赴任直後から鼻が絶不調で、わたしの鼻毛がんばりどころだぞ、と思い出すことがしばしばです。
突然鼻が痛み、膿の塊の固形物が出てきた…
隔離が空けて2-3日オフィスに出勤したころには、その症状は出始めました。とにかく鼻が痛い。鼻の中で皮膚が地割れを起こしていて、メリメリする感覚です。また、鼻をこするとザラメみたいな固形物がぽろっとでてきたこともあり、これは鼻くそじゃなくて膿…?と謎の体調変化にびびりました。「鼻」「痛い」「かさぶた」「鼻くそ」で検索し、「ドライノーズ(乾燥性鼻炎)」の症状をみたときこれだー!と思いました。
「ドライノーズ」とは、症状と対策
ドライノーズにかかると、以下のような症状がでると言われているそうです。
・鼻の中がかゆくなる
・ヒリヒリとした痛みがでる
・ムズムズとした不快感が起こる
・鼻をかみたくなるのに、鼻水が出ない
・よく鼻血が出る
・鼻がつまって息苦しい(寝苦しい)
・よく鼻くそがたまる
秋から冬にかけて、空気が乾燥してくると鼻の粘膜が乾いて切れやすくなることが原因だそうです。また、昨今オフィスの中なども湿度が低い状態であることが多く、「ドライノーズ」は湿度20%以下のところに5時間以上いると発生すると言われているそうなので、わたしは発生条件の整った場所にいたことになります。
ドライノーズの予防、対策にはとにかく鼻の粘膜を乾燥させないことが大切なため、以下のような方法があるそうです。
(1)室内で加湿器を使う
(2)鼻の中にオイル(オリブ油、ココナッツオイルなど)を塗る
(3)濡らしたガーゼをあてがったマスクを着用する
(4)食塩水を点鼻する
(5)湯船に浸かり深呼吸する
このうち(3)については今上海でマスクをしているとコロナ患者の可能性を疑われかねないと思ったのでできず、(4)はびびってできず。点鼻って怖い…。(1)(2)(5)を実行し、地道に治療中です。オイルは無印良品でホホバオイルを買ったのですが、よいです!無臭で確かに乾燥の痛みを和らげてくれている気がする…。今メリメリ割れてる!痛い!死ぬ!というときには、綿棒でオロナインを塗っています。小さい頃から切り傷とさかむけにはオロナイン、で育ってきたので、全幅の信頼を置いています。
ドライノーズとの戦いを経て思う
正確にはまだ終わってはいないのですが…。ドライノーズ、外からは見えません(見せられません)が、なかなかつらいです。体の異変におびえ、片っ端からネット検索し、それらしい症状の対策を調べて実行するのって、やっぱり結構しんどい。耳鼻科にすぐいって治せない環境においては、確かになにより、健康第一だな、と身に染みています…。そして知り合いに面と向かって話すのもちょっと憚られる内容なので、顔の見えない皆さんの見るnoteで発散しています。鼻毛さん、伸びてもいいからもう少し体守ってくれないかな、切実にお願い致します。
(入境・隔離の情報提供に次いで、一番発信したい内容はこれかよ!笑)
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