当たり前に挑戦できると思ってた
「要するに、airiさんって一度海外で暮らしてみたいんですね」
お茶会(※自己理解プログラム内のオンラインイベント)で話していた時、受講生の方からふと言われました。
海外で、暮らす…?
私にとって衝撃的な一言でした。
いやいや、私は次の転職先を見つけるためにプログラムをやってるんだよね?まさか自分が外国で生活するなんて考えたこともないし…海外移住とか、ワーホリとか、私とは遠い世界の人の話だよね?
・・・・
確かに、私は海外のライフスタイルに憧れています。特にフランスの美意識ある生活、北欧のゆったりとした暮らしぶりが好きです。インテリアや生活スタイル、ファッション、生き方のマインドセットどれを見ても美しさを感じて、心惹かれます。
数年前から北欧食器の可愛さに目覚めて、少しずつ集めてます。それと、北欧での家具への考え方とデザイン性に惹かれて2年前にデンマークのヴィンテージ本棚を清水買いしました。一人暮らしの我が家のインテリアは少しずつ北欧のものでまとまってきました。
休日は海外の暮らしを本で読んだり、YouTubeでフランスの暮らしvlogを飽きずにずっと見ています。「素敵だな〜!」と思ったものは自分の暮らしに取り入れています。少しずつ、美意識とシンプルに生きる感覚が芽生えていた気がします。
海外に暮らして、現地の生活を体験して、豊かさを実感してみたいな。そしてそれを発信できたらどんなに素敵なんだろう…!
確かに私って海外で暮らしてみたいのかもしれない?
私の中で新たな選択肢がこじ開けられて、その日から海外について考えるようになりました。
次の目標が見えてきた
それでもまだ踏み切れない、私の慎重さ(6位)が語りかけてきます。
海外行って何するの?
友達や家族と長期で離れるの?
キャリアの空白期間は大丈夫?
日本に戻ってきた時、仕事はどうするの?
そもそも費用の問題は??
治安とか円安とか大丈夫?(漠然とした不安)
色々と調べていくうちに、これらの問題点をほぼクリアできる海外派遣プログラムを見つけました。
しかも私のやりたいことがバッチリ叶えられるもので「これに行きたい!むしろこれしかない!」心から思いました。今の私にとっては高い目標だけど挑戦したい…!と決意しました。退職への思いも強まり、視界が開けました。
まさかの行けなくなる可能性が出てくるとも思わず…
持病がネックに…!
話は昔に遡りますが、私は高校生の頃に甲状腺の病気を発症し、現在も服薬中です。
ただこの病気は甲状腺の数値が安定してる限り、日常生活を全く支障なく送れます。数ヶ月に一度の血液検査と薬の処方が必要にはなりますが、10年も付き合ってると病気を意識するのは検査の時くらいです。
何とかなるっしょ!と謎のポジティブで深く考えていなかった私。確認のために主治医に連絡をしたところ、検査は必須であること、薬を一年分などまとまって処方することは出来ない言われました。
純粋な気持ちに気づいた
「もしかして私って長期滞在できない?(プログラムに)行けないかもしれない」そう思った瞬間、ボロボロと泣いてました。
完全に悔し泣きでした。安堵する気持ちでも、残念がる気持ちでもなく。最初に浮かんだのは悔しいという感情でした。
正直、海外に行きたい気持ちって本物なのかな?外発的動機になってないかな?とぐるぐる悩んでいたので、行けない可能性が出て来たこと、そこで「悔しい」と思えたことでこの気持ちは本物だったんだなと気付けたのです。
挑戦できる事は当たり前じゃない
新たな目標へチャレンジすること、決定権は私にあると思ってました。あとは私が決断するだけだと。
まさか自分がコントロールできない要因でそのステージにも立てないかもしれない。理不尽さにまた泣けてくる…
やりたいことへ挑戦する。
健康な体があること、トライできる条件を満たしていること、その環境にいること。これらは当たり前じゃなくて恵まれたことなんだとつくづく感じたここ最近でした。